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メリークリスマス!
今年も、あと6日しかありません。
でも、まだまだ仕事は山積みなんですよね・・・。
写真は築14年超の弊社OB宅のプチリフォームの様子です。
書斎に設けられた小上がりを撤去し、併設されたウォークインクローゼット共々、間取り変更を試みています。
間仕切り壁も撤去するので、意外と大掛かりになりそうです・・・。
外部に面する壁の石膏ボードを剥がすと、懐かしいパネルが姿を現しました。
銀地に水玉模様があしらわれています。
これ、当時のFPパネルなんです。
それまでのパネルの黄色とは大きく違います。
えっ、どうしちゃったの?
という位の衝撃でした。
もちろん、パネルの中身は同じです。
でも、表面に貼られたクラフト紙が変わりました。
遮断パネルと同じように、アルミクラフト紙を貼ったんです。
目的のひとつは、遮熱効果の向上でした。
遮熱効果の高いアルミ箔を表面に貼っておけば、熱伝導だけでなく熱輻射も抑えることが出来ます。
そう考えて、採用されたパネルなんですよね・・・。
透湿防水シートにも、銀色があるでしょ?
あれと同じです。
でも、せっかく赤外線を遮断しても通気層が無ければ意味ありません。
外側に耐力面材、内側に石膏ボードを張っていれば、アルミ箔が赤外線を遮断しても耐力面材や石膏ボードを温めてしまいます。
結局、輻射熱が伝導熱に変わるだけなんです。
意味ないじゃん!
当時は、馬鹿にしていました。
しかも、使ってみると携帯電話の電波を邪魔することがわかったんです。
Low-Eガラスとアルミクラフト紙の影響で、電話が繋がりにくいんですよね・・・。
結局、このパネルはすぐに廃盤になりました。
だから、とてもレアなパネルなんです。
懐かしいなぁー・・・。
当初の目的を果たせなかったパネルですが、良く考えてみると、別の性能向上が期待出来そうです。
アルミ箔って、水蒸気や不活性ガスの透過性が小さいんです。
これを貼っておけば、置換による断熱性能の低下をより防ぐことが出来ます。
電波が届きにくくても、こっちのパネルにした方が良いのでは?
だって電波の受信状況が悪ければ、携帯電話会社に相談すれば対応してくれるでしょ!
しかも内外共に通気層を設ければ、熱輻射を抑えることも出来るんですよね・・・。
そう思うようになりました。
当時は、その価値がわからなかったんですよね・・・。
このパネル、復活しないかな。
posted by Assed Red
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