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最近知り合った男性がいます。
東武練馬駅近くで、小さな居酒屋を経営している男性です。
色々なメニューを試しては諦め、また試しては諦め・・・。
まさにトライ&エラーを繰り返しているようです。
でも、いっこうに新しいメニューは出来ません。
メニュー作りって大変なんですね・・・。
そんなある日、店先にバーベキュー用のグリルが置かれていました。
キャンプ場で見掛けるアレです。
そこに薪を入れ、上には小石をギッシリ詰めた大鍋が置かれています。
ははーん、今度は石焼き芋を始めたな・・・。
チラッと火元を見てみると、見慣れた木材が燃えていました。
一般的に薪と言えばナラ・クヌギ、サクラ・アカシア・クリ・ケヤキ等の広葉樹が多いんです。
着火しにくいものの、火持ちがとても良く、煙が少ないのが特徴です。
反対にスギ・ヒノキや、アカマツ・カラマツ等の針葉樹は着火はしやすいものの火持ちが悪く、ヤニを多く含むため煙が多いんです。
火力は後者の方が強い一方、灰は前者の方が少なくなります。
こう聞くと、広葉樹を使いたくなりますよね・・・。
でも問題は値段だと思います。
広葉樹の薪って、結構高いんですよね。
建築廃材を使えば、かなり安く用意出来ます。
無料で入手することも可能!
だって廃材は、お金を払って処分します。
只で引き取って貰えれば、工務店も大助かりという訳。
でも残念!
建築現場に転がっている木材の多くは、針葉樹なんです。
ナラのフローリングやタモの枠材なんかは広葉樹ですが、塗装している物が多いので薪にはお勧め出来ません。
話を元に戻しましょう。
見慣れた木材って何だったと思いますか?
答えは、赤松材でした。
サイズで言えば、30mm×40mm×30cm位の木材です。
脇には、これを12本づつ縛った束が置かれています。
天井や軒裏の下地材に良く使う『野縁』と言われる木材です。
これも針葉樹なんですよね・・・。
「針葉樹の薪を使っているんですね?」
「知り合いの工務店に譲ってもらっているんです。」
ナルホド・・・。
だと思いました。
「ウチの店先にも木の端材を時々並べているので、もし良かったら使ってください。」
「ただし端材ですから、小さい物が多いですよ。」
むしろ、小さい方が良いそうです。
大きいと、小さくするの゛面倒なんだとか・・・。
「最近は、解体時に出た端材も並べています。」
「見栄えは良くありませんが、よく乾燥しているので着火しやすく、煙も少ないと思います。」
そう、お伝えしました。
建築廃材の多くを占める木材は、補助燃料として再利用される事が多いと聴きます。
木質チップとしてバイオマス燃料に使われたり、RPF燃料に加工されたり・・・。
どうせ燃料に使われるなら、建築地付近で薪として利用してもらった方が良いでしょ?
運搬費も少なくて済むし、機械を使って加工する必要もありません。
どちらも、かなりの二酸化炭素を排出するんですよね・・・。
posted by Assed Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。