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弊社では、長年同じ大工さんに仕事をお願いしています。
親子3人の大工さん達が息を合わせて『FPの家』をつくってくれている訳です。
でも最近は、段々と手が回らなくなってきました。
そこで新しい大工さんを迎えたんです。
FPの家を手伝ってもらったり、断熱改修・耐震改修をお願いしています。
今は弊社OB宅のリフォームを手掛けてもらっているんですが・・・。
ある日、一緒にお茶を飲んでいると、いきなり話しかけて来ました。
「この家は暖かいね~。」
「FPの家ってエアコンを掛けていなくても、汗かいちゃうよ!」
そう言えば、FPの家を体感してもらうのって初めてだったんですよね。
いつも、工事中のお宅しか知りませんから・・・。
「エアコン掛けて暖かい家なら知ってるけど、エアコン掛けなくても暖かいなんて凄いよ!」
「俺んちなんて、エアコン掛けても寒いもん・・・。」
「工事中の家だって、寒くなかったでしょ?」
「えっ!あー、そうか・・・。」
「言われるまで、気が付かなかったよ。」
そして、こんな事を言ってくれました。
「こんな家なら、ひとに紹介できるよ!」
「省エネで暖かい家って、良いよね。」
嬉しい限りです。
でも、これからは弊社OB宅のリフォームやメンテナンスに回ってもらい、FPの家の事をもっと知って欲しいと思いました。
そう言えば、こんな事も言っていました。
「隙間風を、こんなに意識したのは初めてだよ。」
1階の間仕切り壁を撤去した時の言葉です。
床にはFP床パネルを敷き詰めていますが、今回の工事で柱を抜いてしまいました。
パネルに開いた柱穴から、もの凄い勢いで床下の空気が吹き込んでくるようです。
「穴に発泡ウレタンを充填したんだけど、それでもスースーするんだよね。」
「発泡ウレタンは、あくまでも断熱補強材なんです。」
「気密はアルミテープ等で取らなければなりません。」
そして、硬化したウレタン表面を平らに切削し、アルミテープを丁寧に貼ってもらいました。
すると、途端に隙間風が無くなります。
「本当だ!アルミテープってちゃんと仕事してるんだ。」
柱を抜くために梁を補強してもらいました。
こんな時は、実に頼りになるんですよね。
でも、断熱・気密の話はまだまだ理解していません。
仕方ないのかな・・・。
ちなみに弊社で施工した新築物件は、全棟気密測定を行っています。
そして測定時には、お施主様に立ち合ってもらいます。
測定に立ち合い気密性を体感することで、より理解してもらいたいからです。
でも大工さんに立ち合ってもらうことはありません。
工事中、換気システムは稼働していないでしょ?
だから建物内が負圧になる事がないんです。
隙間風を意識することなんて、ほぼないんですよね・・・。
平日に測定する時もあるので、その時には声を掛けてみようかな・・・。
今回、改めて思いました。
経験豊富な大工さんと言えども、高断熱・高気密住宅の施工に関しては、知らないことが多いんですよね。
そんな大工さんには、今回のように体感してもらうのが一番だと思います。
posted by Assed Red
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電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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