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12月27日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
天気予報によれば最高気温は13℃、最低気温は4℃なんだそうです。
今年最後の営業日も、朝からバタバタです・・・。
東京都練馬区東大泉5丁目の『FPの家 N邸』では、左官業者との立会が行われました。
外壁に塗った『サハラ色のスイスしっくい』に白華現象が現れたんです。
そもそも白華とは、セメント中の水酸化カルシウムが流出して表面に表れ、空気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムとなる自然現象をいいます。
一般的な塗料はモルタルの表面を塗膜で覆う為、白華が目立つことはありません。
でもスイスしっくいに塗膜はありません。
だから白華が発生すると、目立つんです。
この炭酸カルシウムを『白華』もしくは『エフロレッセンス(エフロ)』と呼びますが、なかなか落ちないんですよね・・・。
そこで販売元のイケダコーポレーションと施工してくれた左官屋さんに来てもらい、対策を検討したんです。
挙げられた対策は以下の3つです。
①ブラッシングする。
②白華除去剤を使う。
③上塗り補修剤を使う。
ちなみに
①で済めばラッキー!
②で除去できればいいなぁー・・・。
③は、出来ればやりたくありません。
これが、私の事前の考えでした。
朝10時に現地集合。
さっそく現地を確認し、対策を確認します。
そして実施!
まずはブラッシングを試してみました。
白い粉が浮いた部分に、腰の強いブラシを当て擦ってみたんです。
結果は失敗でした。
ある程度の粉は落ちます。
でも、相変わらず白いんですよね。
続いて、コレを試してみました。
スーパーエフロクリーン、エフロ(白華)を溶解除去する強力白華除去剤です。
いつもはトイレ用洗剤『サンポール』を使う事が多いんですが、今回はコレを試してみました。
よく落ちると推奨されたんです。
まずは清水をローラーに付けて、白くなった外壁に塗布します。
そして、白華除去剤を噴霧しました。
使用方法には原液を噴霧と書かれていましたが、外壁が傷むと怖いので少しだけ清水を混ぜました。
これをスプレーでシュッシュッとした訳です。
あっと言う間に、白い泡が発生!
少しの間だけ、シュワシュワしていました。
酸とアルカリが中和反応をおこしているんでしょうね。
少し経ってから、清水に浸したローラーで外壁を洗います。
この状態で乾くのを待ちましたが、なかなか乾きません。
でも良く見ると、少なくなったものの白華は残っています。
数回試してみたものの、結果は変わらず・・・。
残念ながら成功とは言えません。
残る手段は③です。
コレ『エガリゼーション』と言います。
スイスしっくいの会社が用意している有機珪酸塩ベースの仕上げ塗料です。
メンテナンスにも利用できるとの事。
これを上塗りすれば、白華が目立たなくなると言います。
でも、一抹の不安があったんですよね・・・。
そこで、用意して貰った塗り板サンプルで試してみました。
このスイスしっくいサンプル、下半分だけエガリゼーションを上塗りしています。
色は大差ありませんが、表情が少し違うでしょ?
広範囲に塗るなら問題ありませんが、部分的に塗るには不都合だと感じました。
しかも、コレを塗ると撥水性が高まるようです。
水を掛けたところを撮った写真ですが、下半分には水の染みが出てないでしょ?
コレを部分的に塗ったりしたら、雨のたびにヤヤコシイ事になっちゃいますよね。
という事で、③の案も却下となりました。
どうしよう・・・。
結局①②③とも失敗です。
でも、無駄な時間だとも思えません。
やっぱり正攻法しかない!という結論に至ったからです。
日を改めて、サハラ色のスイスしっくいを上塗りしよう!
これが一番、確実だと確信できました。
但し、寒い時期は避けなければなりません。
寒い時期に補修を行っても、同じ結果になってしまいます。
今年は寒くなりそうでしょ?
だいぶ先にはなってしまいますが、GW当たりがいいのかもしれませんね。
暖かい時期になれば、白華現象は起こりにくいですから・・・。
あっ、念の為書かせて戴きます。
いつも採用している『白色』であれば、白華が目立つことはありません。
アシカラズ・・・。
posted by Asset Red
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