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先日の拙ブログに登場した『ジルコネット』について書きたいと思います。
ジルコネットは、高ジルコニア含有の耐アルカリ性ガラス繊維を用いたネットです。
これを外壁モルタル表面に伏せ込むことで、外壁のクラックや剥落を防止・抑制することが出来ます。
ネットをセメント飽和水溶液に200時間放置した実験結果をご覧ください。
写真のように、アルカリ成分による縦糸と横糸の間の接着剤溶解は確認出来ません。
つまりモルタル内においても、ネットは初期状態を維持することが出来る訳です。
この秘密は、含まれるジルコニアの濃度にあるそうです。
ジルコニア(ZrO2)の含有率と耐アルカリ性の関係を右図に挙げてみました。
上図からも分かるように、ジルコニアの含有率が15%を超えたところから耐アルカリ性は0.1%(耐アルカリ重量減
少率)以下となります。
でもジルコネットは、高価な材料のようですね。
メーカーでは、コストを配慮して16.5%に設定しています。
ちなみにジルコニアとは、二酸化ジルコニウムのことです。
人工ダイヤモンドともいわれています。
主に宝飾品に使用されていましたが、近年では歯科治療でも使用されるようになりました。
人工ダイヤモンドと呼ばれることからもわかるように、強度と耐久性に優れた材料です。
やはり高そうですね・・・。
でも丈夫そうでしょ?
これをモルタル表面に伏せ込んでおけば、長期に渡り外壁のクラックや剥落を抑えてくれるんですよね・・・。
有難いネットだと思います。
ジルコネットのデーター等は、以下のページから抜粋・転載させて戴きました。
ご興味のある方は、ご確認ください。
https://fujikawakenzai.co.jp/pdf/FUJIKAWA_%E8%A3%BD%E5%93%81_TAG%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88.pdf
posted by Assed Red
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