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只今、FPウレタン断熱パネル(以下、FPパネル)の充填中。
板橋区常盤台3丁目の『FPの家 М邸』の話です。
今回は、充填作業の様子を書いてみようと思います。
写真は3階部分のFPパネルを撮ったもの。
ネダノンの上にきれいに納まっているでしょ?
柱と柱の間にパネルがキッチリ嵌っています。
以前にも書かせて戴きましたが、コレって当たり前なんです。
だってFPパネルと躯体のクリアランスって、とっても少ないんですから・・・。
例えば910mm間隔に立てられた柱と柱の間は、910mm-105mmで805mmです。
これに対して、FPパネルの巾は803mm。
その差はナント、2mmしかありません!
しかもパネルの両サイドには、厚さ5mmのウレタンスポンジが1枚づつ貼ってあります。
いっぽう、ネダノンと梁下の間は2350mm。
これに対して、FPパネルの高さは2350mm。
その差はナント、mmです!
ちなみにパネル上下には、スポンジを貼っていません。
このパネルをスポンジを潰しながら、充填する訳です。
その施工にはコツがあります。
パネルは、部屋側から外側に対して入れていきます。
部屋側には原則、ネダノンが張られています。
安全に作業が進められるし、ネダノンの上を滑らせることで効果的に作業を進める事が出来ます。
そして、とにかくFPパネルを躯体に対して真っすぐに置くこと。
パネルを充填するのに弊社では、ウレタン掛け矢を使っています。
パネルは少しづつ叩き入れます。
欲張って、たくさん入れてはいけません。
右上→左上→右下→左下→右中→左中という具合に、順番に叩いていきます。
少しづつ入れないと、パネルが斜めになってしまい入らなくなっちゃうんです。
その時は、外側から叩いてパネルを一旦抜きます。
そして再度入れ直します。
実際にウレタン掛け矢で叩き入れている様子を撮ってみました。
良く見ると、掛け矢が見えるでしょ?
でも、ココ階段に面する壁の為、施工が難しいんです。
作業床がないから、少し離れた場所から叩くしかありません。
しかも作業床がないから、パネルを置くところがないでしょ?
そこで弊社では、写真のようにネダノン用のパッキンを利用して仮置き場を作り、そこにパネルを載せています。
充填が終わったら、出っ張った部分を鋸で切れば完了です。
パネルを叩く際に注意する点があります。
パネルの周縁部と真ん中には厚さ30mmの木材が入っていますが、それ以外には硬質ウレタンフォームしか入っていません。
硬質ウレタンフォームを掛け矢で叩けば、凹んでしまいます。
だから叩く際には、木材部分を叩くようにします。
せっかくのパネルが、ボコボコに凹んでいたら悲しいでしょ?
この作業、とっても力を使います。
翌日は筋肉痛間違いなし!
だって、重い掛け矢で何回も叩かないと入っていかないんだもん・・・。
当然、現場には「バン!バン!」と鉄砲のような轟音が響き渡ります。
近隣からクレーム来ないかな?
ビクビクしながら作業をするから、余計疲れるんですよね・・・。
posted by Assed Red
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