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今日は水曜日、アセットフォーはお休みです。
このところ、立て続けに換気システムの交換依頼が来ています。
ご入居後15年を過ぎると、モーターの寿命が来るのかもしれません。
当時採用していたのは、某社の第3種ダクト式集中換気システムです。
洗面所天井に本体を設置、ダクトにて浴室・トイレ及び各居室の排気を行います。
その結果、気密性の確保された建物内は外気に比べて負圧になり、各居室に設けられた自然給気口より新鮮空気を導入します。仕組み自体は、極めて簡単でしょ?
但し、設計通りの換気が出来るかは別問題!
大前提が、建物の気密性能が確保されているという事だからです。
ある方によれば、最悪でもC値0.6㎠/㎡程度の気密性能が求められるようです。
でも今回は、気密性能と計画換気の話ではありません。
別の話なんです。
換気システムの交換といっても、換気ダクトや自然給気口の交換は含まれていません。
あくまでも本体の交換なんです。
そもそもOB様の求めているのは、換気システムが機能する事。
モーター寿命が原因であれば、それを新しい物に交換すれば済むんです。
でも廃盤で部品が注文出来ません。
仕方なく後継品と交換する事になります。
後継品にしても、又直ぐに廃盤になるんだろうなぁー。
ついつい疑ってしまいます。
だったら、別メーカーの換気システムにしようかな?
とも思います。
実は後継品への交換自体は、たいした手間は掛かりません。
点検口から本体を撤去し、新しい本体を設置。
ダクトに繋ぎます。
これだけです。
でも後継品以外を使おうとすると、色々とヤヤコシイ事になります。
天井を壊し、本体据付スペースを確保。
ダクトルートを変更する事もあります。
天井点検口のサイズを変えなければならない場合もあります。
結局、余計な費用と時間が掛かってしまうんです。
メンテナンスに費用を掛けたくないという人がほとんどなんですよね。
仕方なく後継品を採用・・・。
でも、この後継品には面倒な点があります。
旧機はコントローラーで操作していましたが、新機はスイッチ操作なんです。
そのためコントローラー配線&コントローラーを撤去し、穴をプレートで塞がなければなりません。
また本体近くにある電源線を入口脇まで延長し、ここにスイッチを設置。
スイッチから本体までの電線も入れます。
この作業が、意外と手間取るんです。
壁内に色々な線が入っているので、電線を落とすのが厄介なんです。
後継品なんだから、こうした点も考慮してくれればいいのに・・・。
諸般の事情による廃盤は仕方ありません。
でも、モーターや基盤くらいは長期間の供給を確保して欲しいと思います。
モーター交換ならば、点検口を開けて脱着するだけです。
費用負担だって、たいして掛かりません。
せめて30年位は残して欲しいですよね。
簡単な仕組みとは言え、それ以上は本体が持たないと思うので・・・。
いつも思いますが、日本製品には、こうした配慮が大きく欠けていると思います。
使用者目線ではなく、製造者&販売者目線の製品づくりはやめて戴きたいですよね。
早急に是正願います!
posted by Hoppy Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
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