『ローマは一日にして成らず』という言葉があるでしょ? 建築って正にコレだと思うんです。

今日は天皇誕生日。

アセットフォーはお休みです。

いよいよ3連休最終日。

今日は何をしようかな・・・。

何にも考えていません。

取り敢えず、ブログだけは書かない・・・。

今回は、とある現場の事を書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

透湿防水シートの上に取付けられた通気胴縁を撮ってみました。

通気胴縁と通気胴縁の間の空間を、通気層と言います。

また、こうした通気層を外壁に設ける工法を通気層工法と言います。

外壁通気層工法という単語を検索してみると、こんな説明が加えられていました。

外壁通気工法とは、住宅の外装材の内側で躯体との間に一定の隙間を設け、その上下端を開けておくことで、外気が流出入できる通気層とする工法です。

日経XTECHオンラインより、一部を抜粋しています。

詳しく知りたい方は、下記ページをご確認ください。

「外壁通気工法」の仕組み | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

この工法を採用する事で、いくつかのメリットを得る事が出来ます。

そして、そのメリットは通気層内の上昇気流速度が速い程大きくなります。

上昇気流を速くする為には、どうすれば良いでしょうか

例えば、透湿防水シートを遮熱タイプにするという方法があります。

日光で温められた外壁材は熱を帯びます。

そして外壁材の熱は、伝導・輻射・対流で躯体に伝わります。

この時に通気層内温度は上昇する訳ですが、躯体に遮熱シートが張られていれば、通気層内温度はさらに上昇するんです。

また、通気層の厚さを大きくする方法も有効です。

空気は粘り気があるので、狭い空間を通る際には抵抗が大きくなります。

逆に通気層の厚さを大きくすれば、抵抗は少なくなるんです。

問題は、施工ですね。

せっかく通気層を厚くしても、外壁材や断熱材が孕んでしまい通気層を圧迫する事があるからです。

こうした施工不良が無いように、しっかりと管理する必要があるんです。

また出口と入口を明確にする事も重要です。

出口と入口があるからこそ、通気層内を空気が流れるんですから・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、2階天井野縁の上に敷き並べられた吸音材の様子です。

一般的にはグラスウールを利用するケースが多いと思います。

でも弊社では、写真のような製品を採用しています。

なんだと思いますか

正解は、厚さ50mmのポリエステル断熱材です。

ペットボトルの再生品なので、なんとなく環境に良さそうでしょ

触ってもチクチクしないし、繊維同士を自己融着させているので結着剤も使っていません。

だから有害物質も一切揮発しないんです。

腐敗や虫害が無いのも嬉しいですよね・・・。

コシが強く、へたりが少ないので施工性も良いですよ。

肝心の吸音率も、ご覧の通りです。

グラスウールよりも吸音率が高いでしょ

主に階上の空気伝播音を吸音してくれます。

話声やテレビやラジオの音です。

気密性の高い家って、外の音が意外と入って来ないんです。

でも、その分、階上音が気になったりします。

だから階上音対策は必須なんです。

『ローマは一日にして成らず』という言葉があるでしょ

建築の世界って、正にコレだと思うんです。

コツコツと正しいと思える技術を重ねる事で、高性能住宅は出来上がります。

でも大抵の技術は、完成すると見えなくなってしまいます。

結果として体感する事は出来るんですが、やはり見て欲しいんですよね。

だから、ときどき拙ブログに書かせてもらいます。

その代わり、あまりアピールしません。

「ホラ、家の中が静かでしょ

とか

「夏だって、省エネで快適でしょ

なんて事をイチイチ説明するのは、ヤボってもんだと思います。

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posted by Hoppy Red

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電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

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上記をご確認ください。

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