blog
昨日『真の省エネ住宅実物件見学会』に参加して来ました。
真の省エネ住宅?という方も多いと思います。
弊社が賛助会員になっている『ロングライフ・ラボ』では、こんな定義付けをしています。
真の省エネ住宅とは、「省エネルギー(ルームエアコン1〜2台)で冬、家中(リビング・寝室・洗面所・浴室・トイレ・玄関ホールなど)が20℃を下回らない住宅」のことを指します。
また、夏も省エネルギーで家中を涼しく保ちます。
エネルギー消費量を減らしながら、日本の家から『寒い』をなくしたい。
それがロングライフ・ラボの想いです。
詳しく知りたい方は、下記ページをご確認ください。
住まい関連の活動|一般社団法人ロングライフ・ラボ (longlife-lab.jp)
2022年3月に竣工した高気密・高断熱住宅を、お施主様のご厚意により見学させて戴きました。
自然素材をふんだんに採用し、樹脂サッシや熱交換換気システム等の高性能設備も積極的に取り入れている建物です。
建設地は東久留米市ですから、6地区に当たります。
UA値は0.31W/㎡・K、C値は0.3㎠/㎡。
HEAT20のG2グレードを凌ぐ高性能住宅です。
実際に建物を見させて戴くと、弊社の建物と使用建材が似ています。
でも建物の雰囲気は少し違います。
床の違いって大きいですよね。
こちらのお宅では、国産杉のフローリングを採用していました。
軟らかいので、歩行感も良いんですよね。
弊社が採用している広葉樹系のフローリングに比べると
足裏温度も若干高く感じます。
傷に弱いのは玉に瑕ですが、個人的には好きな床材です。
外観が違うから、そう思ったのかも・・・。
モスグリーンのガルバサイディングを縦張りしていました。
しかも、継手ナシです。
建物の回りにゆったりと足場が架けられない弊社商圏では
中々出来ない仕上がりだと思いました。
軒裏・破風板共、国産檜を採用!
ガルバのスッキリした屋根と、モスグリーンの外壁に良く合っています。
玄関ドアは、国産木製ドアを採用していました。
中々良い雰囲気でしたよ。
アクセントウォールは、チャネルのウッドパネルです。
ウチでも採用したいんですが、防火認定の関係で難しいんです。
残念!
サッシはエクセルシャノンの樹脂トリプルでした。
もちろんガラスはアルゴンガス入りLow-E&樹脂スペーサー。
防火仕様じゃないから、高性能の割に思ったほど高くないんですよね。
良いなぁー・・・。
防火窓って、どうにかならないのかなぁーと、毎回思います。
ちなみに窓枠等の造作材も無垢材を採用していました。
リビングの壁は、スイス漆喰。
その他の壁でも、ビニールクロスは使われていません。
天井には、杉板が張られていましたよ・・・。
それもその筈、このお宅のコンセプトは『子どもに残す未来につなぐ家』なんです。
子どもたちにどんな家を残したいかをとことん突き詰めたそうです。
廃棄のことまで考えて自然素材をふんだんに使っています。
健康に育ってもらうために性能にも拘りました。
環境の循環を考え、輸送エネルギーを減らすために現場近くの多摩産材も多用しています。
また高気密・高断熱住宅へのアプローチも、全然違いました。
弊社とは異なり、一般流通断熱材を上手に活用して実現しているんです。
例えば天井には、ウッドファイバーを充填しています。
壁には高性能グラスウール36k。
基礎にはXPSという感じです。
気密性確保にも、色々と気を使ったようです。
現場の方々は、相当苦労したんだろうなぁー・・・。
勝手に想像しちゃいました。
建物の内外温度差があまり無かったので、断熱・気密性能を体感する事は出来ませんでした。
残念!
宮大工がつくった家なんだそうです。
所々に、拘りを感じました。
かと思えば、床下エアコン&小屋裏エアコンを試験採用していたりします。
床下には熱交換換気システムも入っていました。
新しい技術を積極的に採り入れているんですね。
1.5時間に渡り、小屋裏で話込んでしまいました。
居心地よかったですよ・・・。
室内窓も中々良い雰囲気でした。
この窓には、解体された建物の古いガラスが使われているそうです。
最近は、こんな窓も販売されているんですね。
マテックス、レトロな型ガラス再利用した木製室内窓 | 新建ハウジング (s-housing.jp)
マテックスのマドリモという製品です。
閑静な住宅街に建つおしゃれな家でした。
近くの川には、1m近くもありそうな鯉が数匹泳いでいました。
かなりビックリしました。
近づくと、一斉に寄って来るんです。
地元の人が餌付けしているんでしょうね。
少しホッコリ出来ました。
良い刺激になった見学会でした。
機会があれば、もっと暑さ・寒さの厳しい季節に行ってみたいですね。
スタッフ及びオーナー様、ありがとうございました。
posted by Assed Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。