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先日、練馬区春日町の『スケルトンリフォーム　Y邸』にこんな物が納品されました。

黒っぽくってイカツイ荷物でしょ？

9mm×910mm×3030mmの板が、1・2階合わせて60枚以上あるんです。

写真は、半分の30枚しかありませんが・・・。

 

 

 

 

 

 

コレ、吉野石膏の『タイガーEXハイパー』と言います。

せっこう板に高防水・高防カビ性能を付加した

外壁下地用耐力面材です。

 

 

これを外壁に張る事で

壁全体で力を受け止めるため、地震や台風に強くなります。

 

 

 

 

でも、それだけではありません。

せっこうでできている無機質系面材ですから

木質系面材と比べて火に強く、燃えにくいのが一番の特長です。

 

 

 

 

 

 

また膨張・収縮などの寸法変化が小さいため

施工後の不具合も生じにくいんです。

 

 

 

 

 

でもせっこうって、水に弱いイメージがありますよね？

もちろん雨に濡らさないように注意はします。

でも、濡れることだってあると思うんですよね・・・。

濡れたら、弱くなっちゃうんじゃないの？

この点が心配だったんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、上記の実験で水に強いことがわかりました。

おまけにカビも生えにくいようです。

しかもせっこうですから、防蟻処理も必要ありません。

合板系耐力面材が高騰している昨今ですが、せっこう系面材の高騰は合板ほどではありません。

重いという問題点はあるものの、比較的使いやすい耐力面材だと思います。

今回も荷揚げ屋さんに声を掛け、ボードを搬入してもらいました。

1枚21kgのせっこうボードを60枚も運んだら、かなりの重労働でしょ？

合計1260kgの荷物をトラックの荷台から降ろし、階段を上がって建物内に運びます。

そして、半分をさらに2階に揚げなくてはなりません。

しかも910mm×3030mmという大きな荷物です。

かなり運びにくいんです。

だから大工さんには頼めません。

運んだだけで、クタクタになってしまいます。

この後に、「足場に上がって取付けましょう！」なんて言えたもんじゃありませんから・・・。