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03月11日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
昨日に引き続き、暖かい日になりました。
練馬区春日町6丁目で工事中の『スケルトンリフォーム Y邸』では、外壁の耐力面材を施工中。
雨が降ると張れないでしょ!
だから、せっせと作業を進めています。
弊社の場合、新築の時には外回りにFPウレタン断熱パネルを張ります。
だから、在来工法のように間柱で開口部下地をつくる事はありません。
そもそも、間柱を建てる事も無いんです。
なんか、新鮮・・・。
ここにタイガーEXハイパーを張っていきます。
いつもであれば、PC品を躯体に当てて専用ビスで留め付けるだけ!
でも今回は無加工品を現場に入れて、大工に加工してもらいました。
躯体の歪みが大きいので、現場で調整が必要になる為です。
お陰で、いつもより時間が掛かってしまいます。
仕方ない事なんですが・・・。
張り上がりは、いつもと変わらないでしょ?
1階部分がようやく終わり、今2階部分を張っています。
今日中に張り上げるのは、難しいと思います。
それでも、現場には予定通りに窓が搬入されました。
毎度お馴染みの、エクセルシャノンの防火樹脂サッシです。
今回は、アルゴンガス入りLow-E複層ガラスを選択しました。
防火仕様の為、ガラスにヒシクロスワイヤーが入ります。
その分、断熱性能が低いんですよね・・・。
ガラスの違いによる断熱性能の違いを挙げてみました。
外気温の違いによるガラスの室内側温度をそれぞれ示しているので、わかりやすいでしょ?
例えば外気温が0℃の時、アルゴンガス入りトリプルガラスであればガラス温度は18.6℃になります。
でも、アルゴンガス入りペアガラスでは17.3℃にしかなりません。
この温度は空気層が16mmの場合ですが、空気層が12mmになると更に温度は低くなります。
より性能の高いガラスを使えば、表面温度を上げる事も可能です。
でも防火ガラスの場合は、認定上選べるガラスが決まっているんです・・・。
でも、これってガラスの問題でしょ?
フレームの違いも大きいんです。
アルミサッシと樹脂サッシの違いです。
ちなみに世界的に見ると、後者の方がスタンダードになっています。
でも日本では圧倒的に前者の方が多く使われているんです。
少し古いデーターですが、樹脂サッシの普及率を比較した図を
挙げてみました。
これを見ると、日本って樹脂サッシの使用率が低いんですよね。
ビックリしますよね?
最近は、もう少し上がっていると思いますが・・・。
アルミのコップとプラスチックのコップ、木のコップそれぞれに
氷水を入れ、サーモカメラで覗いた画像を挙げています。
アルミコップは他のコップに比べて、温度が低いでしょ?
これが、各国が樹脂サッシを使う理由だと思います。
もちろん弊社も、同じ理由で選んでいます。
こんな画像を見せられたら、アルミサッシを選ぶ人がいるとも思えないんですよね。
それでも相変わらず、一定数の利用者がいるんですから日本って不思議な国ですよね。
樹脂サッシを使うメリットは、断熱性能だけではありません。
気密性能も良いんです。
縦辷り窓の圧力差による通気量比較を挙げてみました。
黒線がA-4等級の窓の通気量を示します。
そして、一般的な樹脂サッシの通気量が青線です。
比較すると、赤線(シャノンウインドゥ)の優秀さがわかるでしょ?
このグラフには、アルミサッシの性能は示されていません。
私の経験から言えば、黒線と青線の間位の性能だと思います。
弊社でも以前はアルミと樹脂の複合サッシを使っていたんです。
当時から気密性能測定を全棟行っていました。
だから、サッシによる通気量の違いは比較できるんです。
もっとも最近はアルミサッシを全く採用していません。
極端に性能が上がっていれば、この話とは違った結果になるかもしれません・・・。
耐力面材の施工が終わり次第、窓を取付ける前の準備作業を行います。
水切シートや窓周りのVKPテープを貼る訳です。
この辺りの事は、後日書かせて戴きます。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。