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03月31日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
最高気温も20℃を上回りました。
3月も今日で最後!
明日から4月です。
光陰矢の如し・・・。
どんどんと歳をとってしまいます。
さて本題です。
練馬区春日町6丁目の『スケルトンリフォーム Y邸』では、断熱材を吹き込んでいます。
朝一番に、現場前に運ばれた断熱材を撮ってみました。
製品名は『シュタイコ・ゼル』、いわゆるウッドファイバーです。
JIS規格 JIS A 9523
熱伝導率 0.040(W/m*k)
熱容量 2100 J/(kg·K)
透湿率 106 ng/m・s・Pa
全成分 トウヒ、硫酸アンモニウム、ホウ酸
なお断熱材を固めるための接着剤を必要としないので、とても安全性が高くドイツのエコテスト・マガジンでも最高の評価を得ているとの事。
SGDS的にも素晴らしい断熱材なんです。
今回は、これを外壁面と天井面に吹き込みます。
なぜ、この断熱材を使うのか?という人もいると思います。
以下販売元のHPからの抜粋となりますが、これを読んでもらえれば、ご理解戴けると思います。
グラスウールをはじめとする断熱材のメリットは省エネ性と冬の温かさです。
しかし、気候の変動で、この先真夏はさらに高温になり、冷房によるエネルギーが急増することが予想されます。
そのためこれからの断熱には、寒さだけでなく夏の暑さを防ぐ性能が求められます。
シュタイコ断熱工法は、非常に高い熱容量と低い熱伝導率で、日本の灼熱の真夏でも快適な暮らしを実現します。
外気温が35℃の時、屋根瓦の温度は80℃にも達します。
一般的なグラスウール断熱材の場合
真夏に11時間以上高温にさらされた屋根から断熱材を通過し
室内は30℃以上の耐えられない暑さに達します。
しかしシュタイコなら
約20℃の過ごしやすい室温に抑えることが可能です。
その違いは「熱容量」。
従来の断熱材では冬の寒さを防ぐ熱伝導率の数値が重要視され
熱容量にはあまり注目されていませんでした。
しかし、日本の蒸し暑い夏を快適に過ごすには
「熱容量」こそが最も重要なカギ。
これまで「熱容量=夏」と「熱伝導率=冬」を高いレベルで併せ持つ断熱材はなく、シュタイコで初めて可能に。
また、高い透湿性で蒸し暑い夏や梅雨でも快適な空間を保つため、シュタイコは日本の気候に最適な断熱材といえます。
寒さと暑さに対応できる木繊維断熱材は、ドイツでは「未来の断熱材」と認められています。
シュタイコは透湿性があるため、過度な湿気を遮り最適に調湿することで、蒸し暑い梅雨時や真夏でもカラリと涼しい室内環境を創ります。
また、シュタイコは防音効果も持ち合わせており、騒音を減少させ心地よい音響効果をもたらし、静かでストレスのない生活環境を提供します。
また際立って耐久性のある断熱工法であることも約束します。
シュタイコで覆われた家は機能性が高いだけでなく安全性も考慮されているので、居心地よく安心して暮らすことができます。
木が燃えるのは事実ですが、シュタイコは高い防火性を有します。
シュタイコは高密度な木繊維で構成されているため、万が一火災が発生した際には表面に炭化層を素早く形成し火災の広がりを抑え、多くの石油化学系断熱材とは異なり火災時に有毒ガスを発生しません。
ホウ酸も含まれているので、難燃性や防腐・防蟻性も向上しているので、ご安心ください。
他にも色々な良い面を持った断熱材です。
でも断熱性は、それほど高くないんです。
本当は、より高い断熱性を求めて外側に付加断熱をするつもりでした。
でも隣地にはみ出てしまう為、諦めました・・・。
では、現場の様子をご覧ください。
事前に躯体に不織布を張り、断熱材の零れ止め施工を行います。
布を躯体に留める際には、電動タッカーを使います。
一般的な針より太い針をたくさん打つので
ハンドタッカーでは無理みたいですね。
普通は「パッチン、パッチン・・・」という感じですが
電動だと「タ、タ、タ、タ、タ・・・。」という感じです。
今回は、外壁および勾配天井部の施工を行いました。
ちなみに平らな天井部の施工は、2週間後に行う予定です。
コンセントBOX等には、予め気密カバーを取り付けてあります。
外壁を貫通する配管回りも、しっかりと対策しておきました。
コレ、何だと思いますか?
木繊維を吹くためのブローイングマシーンです。
一般的には、2トントラックの荷台に据付られている事が多いようです。
現場に持ち混んでいるのを初めて見ました。
実は、2トントラックを長時間現場前に停めていると様々な問題が生じます。
例えば、通行に支障が生じます。
今回であれば2日間の間、道路使用許可を取らなければなりません。
ガードマンも立てる必要があるので、費用もバカになりません。
音も煩いんですよね。
グルグルという大きな音が、朝から夕方まで2日間鳴り続けます。
当然、クレームも来ます。
その為に、事前に挨拶をする必要もあります。
これらの問題点が、解決できるんです。
室内プラントって、大発見だと思います。
よくぞ、気が付いてくれました!
という感じです。
感謝!感謝!
プラントからホースでウッドファイバーを充填する場所まで圧送するんですが、
ホースが長ければ、モーターの負担も大きくなるでしょ?
室内プラントならば、この点も解決できるんですよね。
不織布に穴を明け、ホースを挿し込み、ウッドファイバーを充填していきます。
壁の場合は、55~60kg/㎥の密度で充填するそうです。
不織布がパンパンに膨らむんですよね・・・。
明けた穴は、後ほど塞ぎます。
ホース先端は40Φ、それ以下の部分には充填出来ません。
仕方無いので、事前に発泡ウレタンを充填しておきました。
不織布に明けられた穴が見えるでしょ?
一般的には、ここにテープを貼っている業者が多いと思います。
でも今回の業者は、新たに不織布を上貼りしていました。
これなら、安心ですよね。
穴の数も、普通より多いと思います。
その分、均一に吹き込む事ができる訳です。
明日は、1階壁に吹き込む予定です。
壁高さが高い分、2階よりも手間取ると思います。
明日も、スムーズに終わるといいなぁー。
posted by Asset Red
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電話:03-3550-1311
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