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04月14日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇り。
最高気温も20℃を上回りました。
本日、練馬区春日町6丁目の『スケルトンリフォーム Y邸』で
2回目の断熱材吹込みを行っています。
製品名は『シュタイコ・ゼル』、いわゆるウッドファイバーです。
JIS規格 JIS A 9523
熱伝導率 0.040(W/m*k)
熱容量 2100 J/(kg·K)
透湿率 106 ng/m・s・Pa
全成分 トウヒ、硫酸アンモニウム、ホウ酸
なお断熱材を固めるための接着剤を必要としないので
とても安全性が高くドイツのエコテスト・マガジンでも最高の評価を得ているとの事。
SGDS的にも素晴らしい断熱材なんです。
今回は、これを天井面に吹き込みます。
そうそう、今日聞いたところによれば
関東でシュタイコ・ゼルを天井に吹き込むのは、この現場が初めてとの事。
まだまだ普及していないんですね・・・。
意外でした。
天井には、点検口から入れるようになっています。
天井面に設けた蓋を開けた写真が右側です。
白い部材が見えるでしょ?
これ、EPS製の隔て板なんです。
天井に吹き込まれた繊維系断熱材が零れないようになっている訳です。
ここに写真のような気密・断熱蓋をする事で、点検口を塞ぐ事が出来ます。
イメージは、こんな感じです。
天井裏に侵入し、断熱材を吹き込みます。
でも最後は写真のように梯子に登り、点検口回りに吹き込まなければなりません。
吹き込み厚さは400mm。
沈降する量を予め見込み、450mm程度吹き込んでいます。
そうそう、気が付いた事があります。
セルローズファイバーに比べると、小屋裏に繊維が舞っていません。
セルロースファイバーの場合、こんな写真を撮ろうとすれば
空気中の繊維ばかり写ってしまい、よくわからない絵になってしまうんです。
繊維長が長く重量も大きいので、浮遊時間が短いのかも知れませんね。
午後一番の写真です。
既に天井面への吹込みは完了していました。
脚立に上がり、小屋裏に顔を入れてみましたが暑い💦💦💦
吹き込み時の熱が残っています。
「暑いね・・・。」
作業員に聴くと、夏場は施工したくないと言います。
この暑さを体感すると、納得です。
今後は、なるべく夏場の施工は避けるように段取りしたいと思います。
今回も、室内にプラントを設置して貰いました。
本当に助かります。
玄関ドアを閉めて作業を行えば、音もあまり気になりません。
現場前に車を停める事もないので、近隣に迷惑をかけることも無いんです。
梱包内に圧縮された木繊維をちぎりながら
ブローイングマシーンに入れている様子を撮ってみました。
この木繊維の塊、意外と硬いんです。
この塊自体は、密度100kg/㎥くらいありそうです。
セルロースファイバーと比べると、相当密度が高いと思います。
明日は引き続き、1階壁にウッドファイバーを吹き込みます。
スムーズに終わるといいなぁー。
こんな作業をしている間に、外回りの防水処理を済ませました。
透湿防水シートを貫通している排水管や電線等が対象となります。
施工性を考え、弊社では様々な専用部材を使っています。
その例を挙げてみましょう。
150Φ及び100Φの場合は、NJKのドームパッキンを利用します。
タイベックのストレッチガードを使う事もあります。
75~50Φの配管やCD管には、NJKのゴームパッキンを利用します。
Φ14~Φ40まで対応しているので、色々と使えて便利なんです。
電線周りには、ストレッチテープを使います。
粘着力があまり強くないので、更に防水テープを増し張りするようにしています。
シート貫通部からの漏水って、意外と多いそうです。
いくら耐久性の高い防水シートを使っても
こうした部位から漏水すれば意味ないでしょ!
だからこそ、徹底的に防水処理を行うようにしています。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。