blog
04月17日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ時々曇り。
最高気温も20℃を超えました。
久し振りに新しい現場の話です。
練馬区谷原5丁目の『FPの家 K邸』で着工に先立ち、SWS試験を行いました。
SWS試験はもっとも一般的な地盤調査方法であり、戸建住宅の地盤調査方法として一番普及しているそうです。
以前はスウェーデン式サウンディング試験と云われていましたが、2020年10月26日付でJISが改正され
試験名称がスクリューウエイト貫入試験になりました。
SWS試験は地盤にロッド(鉄の棒)を垂直に突き刺し、その沈み方から地盤の硬軟や締まり具合を調査します。
ロッドがスムーズに沈んだ場合は地盤が弱いと判断し、逆に沈みにくかった場合は地盤が固いと判断します。
一般的には、5ポイント(敷地の4隅と中央)を調査することが求められます。
朝一番、現場に到着すると既に準備が進められていました。
敷地には黒いシートが敷設されています。
どうやら防草シートのようです。
着工まで日があるので、撤去せず、シートの上から試験を行う事にしました。
今回も試験機がGクローラーに載せられていました。
以前は試験機を人力で転がしていたんです。
でも今は、キャタピラのついた運搬機が運んでくれる訳です。
「最近は、みんなGクローラー付なの?」
聞いてみました。
「ハイ、会社が精力的にGクローラーへのシフトを進めてくれています。」
「社員のやる気が全然違います!」との事。
確かに傍で見ていて、重労働だなと思っていました。
それなりの投資になるとは思いますが、長い目で見れば必ず回収できる投資だと思います。
いい話ですよね・・・。
測点に試験機を据え付けたところを撮ってみました。
四隅にある脚を下げ、試験機を固定して試験をスタートします。
測点にスクリューポイントを合わせています。
あとはスタートボタンを押せば試験が始まります。
全自動とは言え、意外と人が行う作業も多いんです。
あっちに行ったり、こっちに行ったり・・・。
一番大変そうなのが、地面に挿さったロッドを抜くことだと思います。
8.5mも潜っているロッドを写真のような器具を使って、ひたすら抜きます。
抜いたロッドを試験機に運び、試験に使います。
ひたすら、この作業を繰り返すんです。
事前に近隣データーを見て、地盤補強の必要は無さそうだと判断していました。
SWS試験の途中結果を見る限り、近隣データーと大差ないと思います。
表層から7.0m当たりに75~100kg自沈層が確認できました。
でも影響深度を超えているので、問題ないと思うんですよね。
むしろ表層から50~75cmの当たりにある自沈層が気になりました。
75~100kg自沈層なので、微妙なんですよね。
試験に当たった担当者に尋ねてみましたが、明確な答えはありません。
「報告書で確認してください。」との事。
地盤補強の必要ナシ判定を期待しつつ、報告書を待ちたいと思います。
ここからは蛇足です。
試験に立ち合いつつ、足元が気になっていました。
黒いシートの向こうに緑色の草が見えています。
防草シートって、太陽光を遮断し雑草の光合成を抑える事で生育を抑制します。
太陽光を遮断していれば、雑草は白っぽくなる筈なんです。
恐らく、シートの厚さ不足なんでしょうね。
表面をシートで被う事で、雑草の生育を物理的に抑える効果も期待出来ます。
でも薄ければ、簡単にシートを突き破ってしまいます。
見回すと、細い草が何本かシートから頭を出していました。
着工までに草ボウボウ状態にならないように、シートを張ったそうです。
短期間防草出来れば良いので、薄いシートを採用したんだと思います。
防草シートって、意外に高いですから・・・。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。