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昨日の10時~17時
『FPの家 I邸』で構造見学会を開催しました。
弊社では、ほぼ全ての新築住宅で現場見学会を開催しています。
もちろん、お施主さまのご厚意の賜物です。
完成見学会では、高断熱・高気密住宅の温熱環境を体感してもらいます。
そして換気システムの作り出す清浄な空気と、ほのかに香る木の匂いを満喫してもらいます。
「玄関ドアを開けると良い匂いがしますね。」
「エアコン×1台で、本当に快適なんですね。」
なんて、お褒めの言葉を戴くこともあります。
論より証拠でしょ!
体感すれば、多少難しい話でも耳に入ります。
なんでエアコン×1台で、こんなに快適なんだろう?
不思議ですよね・・・。
だからこそ、構造見学会に来ることをお勧めします。
その理由を、ご自分の目と身体で確認する事ができるからです。
見学会の際、会場には冷暖房設備がありません。
あっても、せいぜい扇風機や電気ストーブくらいです。
それでも、充分過ごせるんです。
床や壁・屋根を触ってもらえれば、室温と変わらないことを確認出来ます。
現場の気密処理を見ることで、丁寧な施工を確認出来ます。
匂いも重要なポイントです。
化学物質を放散する建材を極力使わないようにしているので、イヤな臭いを感じることはないと思います。
完成した建物の場合、換気扇に助けられることもあるでしょ?
でも工事中の建物では、換気なんてほぼ出来ません。
だからこそ、本当の姿を知ることができるんです。
今回、構造現場を体感した皆様はどんな感想をもったでしょうか?
すごく気になります。
見学会のヒトコマを挙げてみました。
2階のウォークインクローゼットでの出来事となります。
黒いのは制振ゴム。
その上にチョコンと座ったお子様が、端材を使って積み木を始めました。
棘でも刺さったら、どうしよう???
ちょっと心配になりましたが、触ってみると表面がツルツルしています。
良かった・・・。
とても活動的なお子さんでしたが、この時はおとなしくしていました。
毎度恒例のウレタン発泡実演も、好評でした。
ウレタンの説明を軽く行った後、FPウレタンパネルと現場発泡ウレタンの違いを比較します。
そして発泡実演・・・。
ペットボトルに入った原料の2液を大きなペットボトルに入れ、手でシェイクします。
この時、重要なのがシェイクの回数です。
実は原料の温度・部屋の温湿度によって、発泡の具合は変わります。
温度が低く湿度が低いと発泡しにくく、温度が高く湿度が高いと発泡しやすいんです。
だから前者は多めにシェイクしなければなりませんが、後者は少な目にシェイクします。
結局、判断するのは実演者です。
過去の経験に頼るしかありません・・・。
この実演では、注ぎ口にシェイクした原料を入れます。
空気中の水分と反応して、原料は発泡を始めます。
そして、下から上にモコモコと上がっていきます。
発泡が足りなければ、途中で止まってしまいます。
これ、失敗です。
発泡がちょうど良ければ、上に開いた穴からチョロチョロとウレタンが出て来ます。
発泡が多過ぎると、穴から噴水のようにウレタンが吹き出すんです。
これが怖くて、ついシェイクを少なくします。
その結果、失敗するケースが意外と多いんです。
でも今回は無事成功しました。
良かった・・・。
「現場で失敗したら、どうなるの?」
「失敗しない担当者に当たると良いですね。」
いつも、こんな会話をしながら実演を終えます。
現場を見ながらの会話も、盛り上がりました。
現場を見ると、色々な疑問が湧くようです。
でも説明を加えると、すぐに理解してくれます。
建築現場を見て貰うのって、かなり勇気がいる事だと思います。
見て欲しくない部分もたくさんありますから・・・。
でも、敢えて見てもらうことで、ご理解を深めてもらう事が出来ると思います。
それが他の工務店との差別化の一歩になるかもしれません。
今後も、見学会を開催したいと思います。
I様、快く会場をご提供戴き、本当にありがとうございます。
FPコーポレーションのOさん、お手伝いありがとうございます。
いつも助かります。
現場の大工さんにも、感謝です。
現場が散らかっていたら、見学会なんて出来ませんよね。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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