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04月24日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇り。
少し肌寒く感じましたが、こんな日は作業が捗るので助かります。
練馬区春日町4丁目の『FPの家 I邸』では、屋根下地施工の真っ最中!
屋根タルキと躯体の接合金物を撮ってみました。
以前はラフターロックという金物を採用していましたが、最近はタルキサポーターという金物を採用しています。
これにて、屋根タルキの取付は完了です。
続いてタルキ間にFPウレタン遮断パネルを充填しました。
屋根タルキの高さは150mm。
ここに厚さ105mmのパネルを充填します。
150mm-105mm=45mm。
一般的な屋根の通気層は30mmですが、弊社では45mmにしています。
またパネルの上面にはアルミクラフト紙が貼られているので、輻射熱を跳ね返してくれます。
この遮熱通気層が、良い仕事をしてくれるんです。
昨日の構造見学会でも、来場者方々にお褒め戴きました。
「涼しいんですね・・・。」
イマドキの高断熱・高気密住宅は、冬に省エネで暖かいのは当たり前なんです。
夏に省エネで涼しくなければ、話になりません!
無冷房でこれだけ涼しければ、エアコンが頑張る必要もないでしょ?
下から撮ってみました。
いつもと違うでしょ?
今までのパネルは緑色、でも今回のパネルはベージュ色です。
実は、この4月にFPウレタンパネルは変わりました。
従来は、普通のFPウレタンパネルと高性能のFPウレタンパネルの2本立てだったんです。
弊社では、後者のみを採用していました。
このパネルが緑色をしていたんです。
その名も『プラチナFPパネル』。
でも今回の変更で、普通のパネルは姿を消しました。
そして高性能タイプのパネルだけになったんです。
名前も変わったんです。
プラチナFPパネルからFPパネルに・・・。
そして色も、以前のベージュになりました。
なんだか紛らわしいですよね。
さすがに壁パネルのデザインは変えるそうです。
〇の中に高性能ウレタン断熱材と書かれているそうです。
どうせなら、遮断パネルのデザインも変えればいいのに・・・。
断熱性能も少しだけ改善しています。
従来のFPパネルの熱伝導率は0.024W/m・Kでした。
プラチナFPパネルは0.020W/m・K。
そして新FPパネルは0.019W/m・Kになりました。
熱抵抗で言えば、4.375・5.250・5.526となります。
なおパネル厚さは全て105mmです。
熱抵抗値は少数点第3位以下を四捨五入して小数点第2位まで表示するので、それぞれの値は次のようになります。
旧FPパネル 4.38
旧プラチナFPパネル 5.25
新FPパネル 5.53
結構変わりますよね・・・。
念のため書いておきます。
デザインは違うけど、FP遮断パネルの熱抵抗も5.53です。
壁パネルと変わりありません。
ご安心を!
無事、遮断パネルの充填が終わりました。
この建物の屋根形状は、切妻一部寄棟になっています。
切妻屋根であれば、遮断パネルの現場加工は少なくて済みます。
でも屋根のてっぺんに写真のような断熱パネルの谷が出来るので、ここに発泡ウレタンを使って断熱補強をしなければなりません。
こんな感じです。
他の現場の写真を挙げてみましたが、今回も同じように施工します。
発泡ウレタンって、空気中の水蒸気と反応して膨らみます。
膨らむことを想定しつつ、吹かないとならないんです。
写真のような場合に注意する点は、2つあります。
①なるべく発泡ウレタンは厚く吹く事。
厚く吹けば吹くほど、当然断熱性能は高まります。
②通気層ラインを超えない事。
でも膨らみ過ぎて通気層ラインを超えてしまえば、排熱に支障を来す恐れがあります。
どちらも、膨らみ切った状態を想像しながら吹かなければなりません。
これが難しいんです。
寄棟部分も同様です。
隅木と遮断パネルの間の隙間を発泡ウレタンで埋めなくてはならないんです。
こちらも膨らみ具合を想定しつつ、通気層ラインを超えないように吹きます。
隅棟部分は、パネルの現場加工も増えます。
しかも通気層が隅棟で閉じられちゃうんですよね・・・。
通気層が閉じられてしまえば、排熱はできません。
屋根の熱を逃がす事が出来なくなるんです。
これ、大事なんです。
そこで、もうひと工夫を加えることになります。
えっ!どんな工夫かって?
今日のところは、ここまでになります。
工夫の仕方については、後日発表したいと思います。
お楽しみに・・・。
posted by Asset Red
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