いつもとは少し違った胴縁を使っています。

練馬区春日町6丁目の『スケルトンリフォーム Y邸』の話です。

ようやく、サイディングの施工が始まりました。

今回採用したのは金属系のサイディングです。

基本的にサイディングの施工を提案しない弊社ですが、リフォームの場合には金属サイディングに限って採用することが多いんです。

その理由は、建物の軽量化を図る為。

リフォームって地盤の補強が難しいでしょ

基礎の補強は可能です。

必要であれば、補強します。

でも建物の下の地盤を補強するには、建物を持ち上げなければなりません。

費用と時間を考えると、現実的ではないんです。

そこで次善の策として、建物の軽量化を図ります。

そのひとつが屋根や外壁の軽量化です。

 

 

 

 

 

 

金属サイディングは金属板と断熱材を一体成型した構造で、軽量性に優れています。

もちろん雨や雪にも強く、寒冷地では凍害の心配もありません。

今回はこれを縦に張っていきます。

サイディングを張る前に行うのが、通気胴縁の取付です。

縦張りサイディングであれば横胴縁を施工し、横張りサイディングであれば縦胴縁を施工します。

いつもは厚さ30mmの胴縁を使って通気層を確保していますが、横胴縁の場合は勝手が違うんです。

胴縁を横に流したら、空気の上昇を阻害しちゃうでしょ

その為弊社では、こんな施工をしているんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

厚さ15mmの胴縁を縦に流し、その上に厚さ15mmの胴縁を横に取付けます。

こうすれば、上昇気流を妨げることなく横胴縁を取付けることが出来るんです。

でも今回は、この方法が使えません。

隣地境界線と建物の離隔距離が小さいので、通気層を18mm程度に抑える必要があるからです。

 

 

 

 

 

 

 

そこでエアホール胴縁を使うことにしました。

イラストのように通気の為のシャクリがあるので、横に取付けても大丈夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

施工も簡単に行えます。

それでは、実際の施工を見てみましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

450mm間隔に横胴縁が取付けられています。

下から見ると、穴がちゃんと開いているでしょ

この穴を暖められた空気が昇っていく訳です。

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