blog
05月18日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
気温も30℃を超えたようです。
暑い💦💦💦
昨日から今朝に掛けて、板橋区常盤台3丁目の『FPの家 М邸』の室内空気環境測定を行っていました。
室内空気環境測定なんて、なんだか大袈裟に聞こえますよね?
それほど、たいした事ではありません。
2つの測定バッジを室内に設置し、24時間後に回収するだけ・・・。
ねっ、たいした事じゃないでしょ!
ご存知ですか?
室内の空気は、私達が1日に体内に採り入れる様々な物質の中の半分以上を占めています。
ちなみに、その量はおよそ18kg!
4畳半の部屋いっぱいの空気の量に匹敵するそうです。
その中には、色々な汚染物質も混じっています。
だからこそ、計画換気が必要になる訳です。
でも、そもそも発生源を絶つことが可能なモノもありますよね?
例えば、ホルムアルデヒドやVOCと言われる『揮発性有機化合物』も、使用量を減らす事で放散量を減らす事が可能です。
ちなみに弊社では、これを目的に接着剤や合成塗料の使用を控えるようにしています。
でも控えたからって、ゼロにはならないでしょ?
そこで完成後の室内空気の中に含まれる、これらの量を測定する事にしている訳です。
こんなバッジを使います。
赤い方がホルムアルデヒド用、緑の方が4つのVOC用です。
なお、4つのVOCとは以下の物質を指します。
①トルエン
②キシレン
③エチルベンゼン
④スチレン
また通常は測定していませんが、パラジクロロベンゼンの放散量を測定することも可能です。
ただし、別途費用が掛かります。
ちなみに、このバッジには品質保証期限があります。
そのため、測定日間近に発注するようにしています。
また35℃以下の常温で保管することを求められています。
袋を開封すると測定が始まってしまうので、注意が必要です・・・。
測定は、床から1.2~1.5mの高さに設置します。
弊社では写真のように脚立の先端に固定。
これを、リビング中央に配置します。
可能であれば、室温を25℃にするのが望ましいそうです。
この状態で、8~24時間測定します。
24時間が理想的ですが、これを満たせない場合には、最低8時間測定が求められます。
また、その際には14~15時が測定時間の中央になるように、開始時刻・終了時刻を設定します。
測定中は、室内への立入りは禁止です。
入室者の身体に付いた物質が測定に影響を与えてしまうかららしい・・・。
測定終了後すみやかに回収し、袋に入れて分析機関に送付します。
すると1週間程度で分析結果が手元に届きます。
この値が、厚労省の指針値を超えていなければ、ひと安心!という訳です。
念のため、各指針値を挙げておきます。
ホルムアルデヒド・・・0.08ppm
トルエン・・・0.07ppm
キシレン・・・0.05ppm
エチルベンゼン・・・0.88ppm
スチレン・・・0.05ppm
パラジクロロベンゼン・・・0.04ppm
ちなみに、この指針値は室温が25℃の場合なんだそうです。
各物質の空気1.0㎥あたりの濃度をppmで表します。
1ppm=化学物質1cm3/室内の空気1m3=0.0001%となります。
また、この指針値は「健康な人が、その化学物質による健康被害を受けないであろう値」ということです。
この数値を上回ると直ちに健康への被害があるという訳ではありません。
また現時点では強制を伴うものでもありません。
この指針値を下回った場合は望ましい状態にあると考えますが、上回った場合であっても換気を行うことで濃度の低減を図ることも可能です。
さらに家具・カーテン・カーペット・タバコの煙など住宅以外の影響も想定されるので、これらを室内から排除するなどの工夫が効果的です。
費用はたいして掛かりません。
心配な方は、この測定をお勧めします。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。