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05月19日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇りのち雨。
お昼頃から雨に変わりました。
16時現在の気温は18.6℃、湿度は90%。
不快指数は65.1となっています。
凄い湿度でしょ?
ジメジメしている割に寒いんです・・・。
サイアクです。
こんな日でも現場は動いています。
練馬区春日町4丁目の『FPの家 I邸』では、樹脂サッシの取付を開始しました。
2階の小窓。
そして2階の腰窓。
午前中の時点で、既に2階の窓は全て取付完了。
引き続き1階の窓の取付を行っていました。
いつものように、樹脂サッシのヒレの内側にはウルトのVKPテープを貼っています。
躯体の外側に張られた耐力面材(EXハイパーボード)の開口回りにテープを貼り付け
樹脂サッシのヒレ部分を押し付けるだけですから、施工自体は簡単です。
ウルトのVKPテープは、巻かれている状態では薄くなっています。
でも貼ってしばらくすると、膨らんで厚くなるんです。
これが耐力面材とサッシのヒレの間の空気を塞いでくれるので、サッシ廻りの気密性を高めてくれる訳です。
またサッシと躯体がズレても、ふくらんだテープが動きに追従してくれるので気密テープのように破断する事がありません。
メーカーが行った試験でも、気密性能が大きく向上する事を証明する結果となりました。
赤い棒グラフがテープ有り、そしてグレーの棒グラフがテープ無しの漏気量です。
凄い違いでしょ!
簡単な施工で、これだけの成果があるんだから、使わない手はないですよね・・・。
そしてサッシ下場には水切シートを先付けしています。
ここでもウルト製品を採用しています。
ウートップ・フラッシングシートです。
施工マニュアルに従い、施工しています。
そしてコーナー部には、コレも併用します。
その名も『コーナー用気密防水シール』。
こちらはあまり施工性が良くありません。
というよりも、慣れが必要だと思います。
裏面が粘着シートになっていて、全面がピタッと躯体にくっ付きます。
だから手順に従って剥離紙を剥がしていかないと、すぐに余計な所にくっ付いてしまうんです。
慣れてくれば、失敗はしません。
でも、手がベトベトになるかも・・・。
雨が降り出す前に、全ての窓を取付ける事が出来ました。
次は、いよいよ木製玄関ドアの取付です。
でも重量があるので、助っ人が必要となります。
明日の朝、助っ人と一緒に取付ける予定です。
晴れれば、そのままヒレ部分に防水テープを貼りたいですね。
以前、HEAT20の会合で聴いたことがあります。
繊維系断熱材を使う建物の場合、気密性能は外皮面積に左右されるとの事。
つまり外皮面積が大きくなる程、気密性能が悪くなる傾向にあるそうです。
でも発泡プラスチック系の断熱材を使う建物の場合、外皮面積が大きくなっても気密性能は変わりません。
そのかわり、窓の数や大きさに左右されるんだそうです。
つまり、窓まわりの隙間を塞ぐことが重要となる訳です。
そこで弊社でも、従来行っていた窓周りの気密施工にVKPテープ施工をプラスする事を決めました。
効果は出ていると思いますが、別の効果の方を期待しているんですよね・・・。
従来のテープによる気密施工は、建物の動きでテープが破断すれば気密性能が落ちてしまいます。
隙間に弾性ウレタンを充填し、その上に気密テープを貼っていても、やはり不安は残ります。
でもVKPテープであれば、圧縮されたウレタンスポンジが膨れて隙間を塞ぎ続けてくれます。
建物が動いても、非接着層がスライドするから影響ありません。
初期の気密性能向上だけではなく、経年の気密性能保持が期待できるんです。
窓周りの防水施工も重要だと思います。
だからこそ、2重・3重の防水対策を行います。
瑕疵担保履行法で雨漏りに関しては、10年間の保証義務を負わなければなりません。
でも、それ以降の雨漏りってお咎めナシなんですよね・・・。
その証拠に、大抵の透湿防水シートは10年保証しかしてくれません。
外装材は仕方ないと思います。
紫外線や雨・風で劣化しますから。
それなりの費用はかかるけど、定期的なメンテナンスだって可能でしょ?
でも透湿防水シートって、メンテナンス出来ません。
外装材を全て撤去しなければなりませんから・・・。
それなのに、保証期間が10年って短過ぎると思いませんか?
透湿防水シートって、建物にとって雨漏りの最終防衛ラインなんですよね・・・。
ここが劣化すれば、外装から侵入した雨水を止めることは出来ません。
10年保証は当然です。
でもメンテンスが出来ない部分であれば、もっと長い期間保証できる部材が必要なのでは?
という想いが弊社の雨漏り対策のスタート地点だったんです。
この続きは、別の機会にしたいと思います。
お楽しみに・・・。
posted by Asset Red
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