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今日は水曜日につき、アセットフォーはお休みです。
先日、お客様に『住宅完成保証制度』について聞かれました。
生憎、弊社では採用実績がありません。
でも利用する事は可能です。
そう、お伝えしました。
せっかくの機会ですから、住宅完成保証制度について書いてみようと思います。
そもそも住宅完成保証制度とは
住宅の建設中に建設会社の倒産などによって工事ができない状態になってしまった場合に
住宅保証事業者(保証会社)がそれを保証してくれるシステムです。
簡単に言えば、工事完成の履行を第3者が保証してくれる訳です。
その仕組みは以下のようになっています。
なお住宅完成保証制度の保証対象となる住宅工事は
施主が個人である新築一戸建て住宅であること。
また構造・工法は、どんなものでも構いません。
なお住宅完成保証制度を利用する住宅工事については
保証会社が指定する工事請負約款に基づいて契約を結ばなくてはなりません。
もしこの制度を利用していれば、こんな事態が起こっても大丈夫なんです。
①建設会社の倒産により戻ってこないお金(前払金)が保証されます。
②建設会社が倒産しても、円滑に工事が再開できます。
③代わりの建設会社をみつけてくれます。
④代わりの建設会社が引き継ぐ際に発生する増嵩費用も保証します。
ただし、あくまでも保証限度額の範囲に限るのでご注意ください。
例えば建設会社の倒産等によりお施主様の支払済金額から
既施工部分の出来高を控除した金額(前払金)及び
未履行部分の工事を代替履行業者が引き継いで行う際に生じた手戻り工事等の
増嵩工事費用は請負金額の10%または200万円のいずれか高い金額を限度として保証されます。
また前払金及び増嵩工事費用を合計して、請負金額の30%又は1100万円のいずれが低い金額を限度とします。
工事代金の支払いに関しても、4回払いと決められています。
参考までに、請負金額2000万円の場合を例に挙げてみます。
契約金 100万円
着工時金 200万円
中間金 600万円
竣工時金 1100万円
この条件と異なる支払いをした場合、保証対象とならない場合があるので注意が必要です。
また、決められた保証料を支払う必要があります。
弊社のような小さな工務店に家づくりを依頼する場合、工事中の倒産を危惧される方もいると思われます。
こうした制度を利用する事で心配事がひとつ減るのであれば、利用してみるのもひとつの手だと思います。
弊社にもメリットはあります。
工事途中に受け取る代金が通常よりも多くなりますから・・・。
その分資金の持ち出しも減り、余裕が出来ます。
そもそも、この制度を利用出来る建設会社は健全経営の優良ビルダーに限るそうです。
だからこそ、工務店・ビルダー選びの基準になっている訳です。
ただしお施主様に関しては、デメリットもあります。
中間金の割合が大きくなる事。
そして保証料が必要になるという事です。
この点は、ご理解ください。
posted by Hoppy Red
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