基礎工事の段階では、玄関土間部分に断熱材が施工されていませんでした。

 

 

 

 

 

GWの前から拙宅前の空き地で新築工事が始まりました。

基礎工事が終わり、土台敷きが行われたのがGW直前です。

ははーん、GW明けから大工工事が始まるんだな・・・。

勝手に想像していたんですが、その想像は大きく外れました。

そのままGW中にも関わらず、上棟以降大工工事が続けられているんです。

日曜日も祝祭日も関係ありません。

朝7時から夜8時まで、途中休憩を挟みつつ働いているようです。

えらく働き者の大工さんですよね・・・。

さすがにその他の業者が日曜日や祝祭日に工事を行う事はありません。

早く工事が終わって欲しいものです。

 

でも今回気になったのは、別の事なんです。

幣社への行き帰り、なんとなく現場を見ていたんです。

基礎工事の段階では、玄関土間部分に断熱材が施工されていませんでした。

後で貼るのかな

そう思っていたんですが、土台敷きが終わり床断熱施工が終わっても、断熱材は貼られていません。

気が付くと、そのまま砕石を転圧しコンクリートが打設されていました。

某ビッグビルダーの標準仕様は、玄関土間に基礎断熱を行わないようです。

6地域とは言え、冬季は寒いと思うんですよね・・・。

ちなみに弊社現場近くにも同グループの新築現場がありますが、この建物でも同様に玄関土間の断熱施工は行われていません。

足場に架けられたイメージシートには、『住宅性能評価5分野7項目において最高等級を標準化』って書いてあるんですよね・・・。

調べてみると、断熱性能等級は『5』でした。

いわゆるZEH相当水準です。

玄関土間に断熱材を施工していなくても、その他の断熱材を厚めに施工すればOKという事なんでしょうね。

数値だけ良くても、実際に暮らしてみると寒さを感じてしまう・・・。

そんな結果にならない事を願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに弊社では、玄関土間の断熱施工を行っています。

土間下全面と立ち上がり部分に、厚さ50mmの発プラ系断熱材(銀色)を採用。

熱抵抗は2.38ですから、厚さ107mmのGW16Kに相当します。

決して十分とは言えないけど、最低限の性能はクリア出来ていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その上に砕石を転圧しコンクリートを打設します。

一般的に玄関ドアって、窓に比べて断熱性能が低いんです。

しかも気密性能は全然ダメという玄関ドアばかり・・・。

それなのに断熱施工も省略しちゃったら、どうなっちゃうんだろう?!

他人事ながら、心配です。

なお平成25年度国土交通省補助事業/住宅省エネルギー技術テキストには、こんなイラストが掲載されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

断熱が必要な部分がオレンジ色になっているんですが、『外気に接する土間床の外周部』もちゃんとオレンジ色になっているんです。

以前に比べれば、新築建物の外皮性能は向上していると思います。

でも細かい部分を見てみると、まだまだ正しいと思えない設計・施工が見られるんですよね。

あれでも、この建物って設計評価取得しているんですよね。

そして建設評価も取る予定なんですよね・・・。

まだまだ、断熱・気密の世界は未成熟のようです。

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