湿度が低い環境で繁殖するカビもあります。

 

 

 

 

 

梅雨期に入ったような天気が続きます。

超憂鬱です。

梅雨と云えば、カビも心配ですよね。

という事で、前回に続き今回もカビに関する記事をご紹介します。

14名の専門家に聞いた健康な住まいと暮らし方 (Housing Tribune MOOK) ムック

という創樹社が発行したムック本内の記事となります。

この本は、医師や医学系・建築系の専門家14名に最新の「住まいと健康」の関連性をテーマに話を聞いたものです。

「住まいと健康」に関する研究はこの10年ほどで急速に進みました。

例えば、暖かい住まいは、居住者の血圧や活動量、睡眠の質、皮膚疾患にも影響することが分かってきています。

こうした流れのなかで、「住まいと健康」について問題点と最新のエビデンスを踏まえた住まいのあり方を解説した本。

今後の健康的な住まいと暮らし方を提供するうえで、ヒントが詰まった1冊だと思います。

今回は、NPO法人カビ相談センター理事長/獣医学博士 高島浩介氏の『まずはカビのことを知り適切な対策を施す』

の中から一部を抜粋して転載させて戴きました。

湿度については、湿度が高いほど生えやすいと言われていますが、必ずしもそうとは言い切れません。

湿度が80%を超えるような環境で生えやすい種類のカビが多いことは事実ですが、なかには湿度がひくい環境でも生えるカビもいます。

例えば、本や革靴などは常時湿っているわけではありません。

しかし、カビが生えます。

必ずしも湿度90%という湿度が高い環境下だけでカビは生えるわけではないのです。

ただし、60%を下回るような状況ではカビは生えません。

相対湿度が60%から100%の環境であれば、カビは生える可能性があるということです。

日本の住宅では、主にクロカビ・アオカビ・コウジカビという3種類のカビが発生しますが、それぞれで生えやすい場所などが異なります。

まずクロカビについては、浴室などの極めて湿っぽいところに生えます。

乾燥に弱く、10~30℃の温度を好みます。

喘息の原因などになることが多いカビです。

浴室などは一時的に温度が上昇しますが、それでもカビは死にません。

温泉などに行くと、脱衣所などではカビが生えていますが、浴室ではあまり生えていません。

それは長時間にわたり高温の状態が続いているので、浴室ではカビが生え難いのです。

家庭の浴室の場合、常時、高温の状態になっているわけではないので、カビが生えてしまうのです。

アオカビは多少湿気のあるところで生えます。

例えば、畳や布団、木材などです。

また、埃の中やエアコンのフィルター、タンス内の衣類などにもいます。

多量の胞子を撒き散らすという特徴をもっています。

コウジカビは少し曲者で、乾燥に強く、本・埃・衣類・靴などの皮革製品などに生える種類のカビです。

ある特定のコウジカビは、アレルギーや呼吸器感染症を引き起こすことがあります。

好乾性カビという種類のカビもあります。

名前の通り乾いたところを好むカビです。

湿度でいうと60~70%でも生えます。

長い期間、生きていて、乾いている畳などにも生えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の住宅内でカビが多い時期については、梅雨の時と秋雨の時期に多くなる二峰性の特徴を持っています。

逆に冬場と夏場は少ないです。(図2)

先ほど説明したように温度や湿度の影響が少なくなります。

カビが生息しやすい場所・物のひとつに、ハウスダストなどの埃が挙げられます。

埃が多い場所はカビも多いと考えていいでしょう。

いかに埃を取り除くかが、カビ対策でも重要になります。

家具の下や壁と家具の間の隙間などに埃がたまっていると、カビにとっては好都合なのです。

つづく・・・。

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