JIS A6519の『床の硬さ試験』の値(G値)は100以下をお勧めします。

 

 

 

 

 

練馬区春日町4丁目で工事中の『FPの家 I邸』の話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

現場に制振ゴムが納品されました。

 

 

 

 

 

厚さ3mmの合成ゴムと3mmのフェルトを貼り合わせた複合品。

ユニコム建材㈱のユニフェルト6Rです。

 

 

 

 

 

 

 

 

これを写真のように、ゴムが上になるように敷き込みます。

そして、この上に床を張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これだけで、グラフのような効果が期待できるんです。

 

 

 

 

 

 

 

住宅において、留意したい音はいくつかあります。

例えば階上音。

隣室音や外部音も気になりますよね。

でもFPの家って気密性が高いので、外部音はあまり気にならないんです。

でも、その分隣室音や階上音が気になることがあります。

回りが静かだと、小さい音も気になることがあるでしょ

でも弊社では、隣室音対策を実施する事はあまりありません。

防音室を設ける時くらいでしょうか・・・。

それに比べて階上音対策は、当たり前に実施しているんです。

頭の上からコツコツといった足音や、チャリーンといったスプーンの落下音って意外と気になるからです。

 

 

 

 

 

 

前者は、床に重くて硬い材料を使うのが有効。

 

 

 

 

そして後者は、軟らかい材料を使うのが有効と言われています。

ユニフェルト6Rで言えば合成ゴムが前者に当たり、フェルトが後者に当たる訳です。

455mm×910mmサイズの物が8枚で1梱包になっていますが、その重量は19kg/CSもあります。

階上に揚げるのは大変ですが、効果は期待できるスグレモノです。

昨日も、大工と一緒に2階に揚げました。

このゴムを敷くと、良い事がもうひとつあります。

歩行感が軟らかくなり、転倒時の衝撃が少なくなるんです。

ゴム&フェルトをフローリングの下に敷き並べるんだから、当たり前でしょ

聴くところによると、高齢者の転倒による大腿骨骨折は年間10万人とも言われているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転倒時の衝撃をG値で示すことが出来るんですが、その値を上表では比較しています。

表中の3番と9番、もしくは4番と10番の差が、その効果となります。

G値で言えば、36ほど向上しているのがわかると思います。

これって、凄いことなんです。

ちなみに日本建築学会床工事WGは、転倒時の安全性のためにJIS A6519の『床の硬さ試験』の推奨値を100G以下としています。

9・10ともに、この値を大きく超えているでしょ

でも3・4は、ともに、この値を大きく下回っているんです。

やるじゃん制振ゴムって感じでしょ

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posted by  Asset Red

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