blog
練馬区春日町4丁目で工事中の『FPの家 I邸』の話です。
現場に制振ゴムが納品されました。
厚さ3mmの合成ゴムと3mmのフェルトを貼り合わせた複合品。
ユニコム建材㈱のユニフェルト6Rです。
これを写真のように、ゴムが上になるように敷き込みます。
そして、この上に床を張ります。
これだけで、グラフのような効果が期待できるんです。
住宅において、留意したい音はいくつかあります。
例えば階上音。
隣室音や外部音も気になりますよね。
でもFPの家って気密性が高いので、外部音はあまり気にならないんです。
でも、その分隣室音や階上音が気になることがあります。
回りが静かだと、小さい音も気になることがあるでしょ?
でも弊社では、隣室音対策を実施する事はあまりありません。
防音室を設ける時くらいでしょうか・・・。
それに比べて階上音対策は、当たり前に実施しているんです。
頭の上からコツコツといった足音や、チャリーンといったスプーンの落下音って意外と気になるからです。
前者は、床に重くて硬い材料を使うのが有効。
そして後者は、軟らかい材料を使うのが有効と言われています。
ユニフェルト6Rで言えば合成ゴムが前者に当たり、フェルトが後者に当たる訳です。
455mm×910mmサイズの物が8枚で1梱包になっていますが、その重量は19kg/CSもあります。
階上に揚げるのは大変ですが、効果は期待できるスグレモノです。
昨日も、大工と一緒に2階に揚げました。
このゴムを敷くと、良い事がもうひとつあります。
歩行感が軟らかくなり、転倒時の衝撃が少なくなるんです。
ゴム&フェルトをフローリングの下に敷き並べるんだから、当たり前でしょ!
聴くところによると、高齢者の転倒による大腿骨骨折は年間10万人とも言われているそうです。
転倒時の衝撃をG値で示すことが出来るんですが、その値を上表では比較しています。
表中の3番と9番、もしくは4番と10番の差が、その効果となります。
G値で言えば、36ほど向上しているのがわかると思います。
これって、凄いことなんです。
ちなみに日本建築学会床工事WGは、転倒時の安全性のためにJIS A6519の『床の硬さ試験』の推奨値を100G以下としています。
9・10ともに、この値を大きく超えているでしょ?
でも3・4は、ともに、この値を大きく下回っているんです。
やるじゃん!制振ゴムって感じでしょ?
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。