豊島区高松2丁目のFPの家 H邸で、基礎工事に先立って遣り方を行いました。

 

 

 

 

 

06月19日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気予報は晴れ

気温も下がり、昨日よりは過ごしやすい一日となりました。

それでも、けっこう暑かった~💦💦💦

でも、絶好の外作業日和ですよね・・・。

豊島区高松2丁目の『FPの家 H邸』では、基礎工事に先立って遣り方を行いました。

遣り方とは、工事を着手する前に 建物の正確な位置を出すために行う作業のこと。

これを基礎の高さや配置の目安にします。

建物の配置が間違ってたりしたら、一大事ですよね。

だからこそ遣り方って、とても重要なんです。

その様子を簡単に挙げてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

建物の配置を地面に落とし、その外側にざっと水貫を並べます。

敷地の広さや形状にもよりますが、40~60cmほど建物から離す事が多いです。

こうしておくと、水杭を打ち込むのに楽なんです。

水杭は、水貫の端部とジョイントおよび中央部に打ち込みます。

水貫を並べておけば、端部とジョイントがわかるでしょ

あとは、真ん中辺りに水杭を打ち込めばいいんです。

水貫を建物からの離れ距離に合わせて置いておけば、水杭の通りも良くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを目安にして、水杭を掛矢で打ち込んでいきます。

これが、結構力仕事なんです。

地中に解体時のガラや砕石が残っていると、中々入っていきません。

全ての水杭の打ち込みを終えたら、1本1本に水貫の取付高さを書き込みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、BM(ベンチマーク)の確認。

今回の場合は、全面道路にあるマンホールの鉄蓋の中央がBMです。

今回は、ここから100mm高く設計GLを設定しました。

GLから基礎天端までが410mm。

今回は型枠工事の際の作業性を考え、GL+600mmを水貫天端の高さとしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

レベルを使って、GL+600mmの高さを水杭に書き込んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

そして、水貫を取付けます。

 

 

 

 

 

 

四隅には、筋交い貫も取付けます。

せっかくつくった遣り方が、歪んでしまったら意味がないでしょ

だから、四隅に筋交いを設けて補強する訳です。

イラストを見ると、水貫に水糸を掛けているでしょ

これが、遣り方の正しい使い方なんです。

今回の場合、水貫の天端はGL+600mmになっています。

だから水糸もGL+600mmになる訳です。

また水貫には、基礎の通り芯や立ち上がり巾が書かれています。

この線に合わせて水糸を張り、下げ振りを使えば、簡単に正確な施工が出来るんです。

でも、その為にはやり方が正確でなければいけません。

四隅が直角になっていないとマズイんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで弊社では、カネピタを使ってやり方が直角になるようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

また建物の中心線に水糸を張り、建物の対角長さを測って確認もしています。

四角形には対角線が2つあるでしょ

それぞれの長さを測り、双方の長さが一致すれば、四隅が直角になっている訳です。

これにて、遣り方は終了です。

あとは、水貫に基礎の通りや立ち上がり巾を記入します。

昨日ほど暑くなくて、助かりました。

途中で、涼しい風も吹いていたんです。

えっ雨ふるの

空の色も薄暗くなっていて、焦りました・・・。

でも、じきに晴れ間に戻ったんです。

良かった・・・。

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