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今日は海の日。
アセットフォーはお休みです。
そろそろヤマトシロアリの群飛も収束したようです。
シロアリは女王や王を中心とし、職蟻や兵蟻など役割分担をもった多くの個体が集団をつくる社会性昆虫です。
そのコロニーの中で新たな女王や王となっていくものを一般的にはハネアリと呼んでいます。
これが、ある時期ある時間帯に巣から一斉に飛び立ち、雌雄対となって新たなコロニーを形成していきます。
この多くのハネアリが一斉に飛び立つことを群飛と言います。
今回はIG CONSULTINGによる2023年ヤマトシロアリ
ハネアリ調査レポートの一部をご紹介したいと思います。
2016年より、この調査を継続実施しているようです。
対象は、以下の地域のハネアリ発生物件。
千葉県
埼玉県
東京都
神奈川県
静岡県
愛知県
岐阜県
調査期間は4月1日~5月31日。
ヒヤリングによる建物構造および食害状況をまとめています。
まずは、今年のハネアリの群飛傾向です。
関東から東海に掛けて最初の群飛が確認されたのが、4月7日(金)埼玉県川口市の鉄骨造の店舗でした。
ちなみに前年よりも4日早かったそうです。
群飛が集中したのは4月20日・21日・27日、そして5月1日となります。
そもそも群飛は最高気温と降水量の関係に左右されやすく、「4月から5月の雨上がりで気温が急上昇した日」に多く発生するといわれています。
今年も、その傾向が顕著だったようですね。
上グラフはハネアリが発見された建物の構造種別を示しています。
見ればわかるように、木造住宅が全体の約77%を占めています。
シロアリのエサとなる木材が多いんですから仕方ありません。
でも逆に、鉄骨造やRC造にもハネアリって近寄るんですね。
「鉄骨造・RC造だからシロアリなんて大丈夫でしょ?」という人も多いと思います。
でも、これを別の角度から見るとおもしろい事がわかります。
先程のグラフは、ハネアリが発見された建物の割合でした。
でも上グラフは、ハネアリが発生した木造建物の被害の有無を示しています。
被害アリの割合は約62%。
一方、鉄骨造・RC造の場合は約96%になっています。
鉄骨造・RC造といえども、木材をまったく使用していない訳ではありません。
油断している分、被害は静かに進んでいるのかもしれませんね・・・。
そうそう、これを書いておかないといけませんね。
ヤマトシロアリの群飛シーズンは終わりました。
でもイエシロアリの群飛シーズンは、6月~7月なんです。
そう、まさに群飛シーズン真っ只中!
ハネアリを見かけたら、すぐに専門業者にご相談ください。
最後に、シロアリとクロアリのハネアリの違いを挙げておきます。
参考まで・・・。
posted by Hoppy Red
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東武東上線 東武練馬駅下車5分
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上記をご確認ください。