排水管周りの気密施工について書いてみました。

 

 

 

 

 

 

中野区上鷺宮2丁目で工事をしている『FPの家 O邸』の話です。

只今、気密施工の真っ最中

その施工について、簡単に書いてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、1階床を貫通している排水管の場合です。

まずは床の構成です。

床断熱仕様の為、土台と基礎の間に基礎パッキンを敷いています。

105×105の土台の間には、厚さ105mmのFPウレタン断熱パネル(以下、FPパネル)を充填。

ここが断熱&気密ラインとなります。

その上に厚さ28mmのネダノン合板(以下、合板)を敷き込んでいますが、写真に見えているのが合板です。

上の写真ではよく見えませんが、FPパネルを充填する際に排水管よりもむ20mm程度大きな穴を明けています。

写真の場合はだいたいΦ80mm位の穴を明けました。

そして、その隙間に発泡ウレタンのノズルを奥まで差し込み、発泡ウレタンをたっぷり充填しました。

写真に配管周りの隙間があるでしょ

ここを覗くと、発泡ウレタンが見える訳です。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、この隙間にも発泡ウレタンを充填します。

どちらも断熱欠損を補うための施工です。

この後、はみ出した発泡ウレタンをカッターで平らに切削します。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして写真のように、気密テープで隙間を塞ぎます。

弊社では、NJKのケルプというテープを使っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

排水管回りって、とても貼りにくいんです。

でも半分がギザギザになっているので、簡単に隙間なく貼り合わせることができます。

 

 

 

 

 

 

排水管回りの気密施工&断熱補強方法をイラストにすると、こんな感じです。

気密テープの上には、耐水合板を張ります。

そして、その上に仕上げ材が貼られます。

これが弊社の標準的な施工です。

床断熱の場合、配管周りの気密施工が難しいといわれています。

でも慣れてしまえば、決して難しくありません。

ポイントは、配管周りの穴を大きく明けること

とにかく、これらに限ります。

発泡ウレタンのノズルよりも大きい隙間にしないと、奥までノズルを差し込めません。

ウレタンって、吹き込んだだけでは、奥まで充填出来ないんです。

だから、奥から手前に引きながら充填していきます。

そして、気密テープをすぐに貼らないこと

ウレタンが発泡不良を起こすので、やめた方が良いと思います。

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