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07月21日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇り。
昨日よりも、さらに暑さが和らぎました。
それでも30℃は超えているんですけど・・・。
中野区上鷺宮2丁目の『FPの家 O邸』の外壁面材耐力壁を張りました。
毎度お馴染みの耐力面材、吉野石膏㈱のタイガーEXハイパーです。
いわゆるせっこう系耐力面材です。
なぜか、石膏ではなくてせっこうと表記しています。
せっこうでできている無機質系面材のタイガーEXハイパー
HPにも、こう表記されていました。
石膏とせっこうって、何が違うの?
なにか、こだわりがありそうですね・・・。
でも、今回はスルーします。
面材耐力壁って、釘の間隔で耐力壁長が変わります。
今回の場合であれば、外周部の釘間隔75mm/真ん中(縦)150mmに留めることで壁倍率は2.7倍になります。
釘の間隔を間違えてしまうと、構造上問題になる訳です。
でも大丈夫!
釘を打つ場所には、あらかじめガイド線がプリントされています。
これを目案に釘を打てば、間違うことはありません。
しかも使う釘が決まっています。
専用釘を使わなければなりません。
しかも丁寧に、倍率と釘間隔がボード表面に書かれているんです。
助かります。
いちいち、説明する必要がありませんから・・・。
月曜日に瑕疵保険の躯体検査を受ける予定です。
筋交いの取付も完了。
構造金物の取付も完了。
外回りの耐力面材を張り終えれば、準備完了です。
樹脂サッシも現場に搬入されました。
毎度お馴染み、『エクセルシャノン』の樹脂サッシです。
弊社商圏では、ほぼ全ての窓が防火設備に該当します。
そのため、防火窓を採用します。
防火窓って、非防火窓に比べてUW値が低いんですよね。
しかも価格は、すごく高いんです。
上イラストには、ペアガラス・トリプルガラスの防火窓の断面が描かれています。
そして、それぞれのUW値も表記されています。
上図がトリプルガラス、そして下図がペアガラスです。
ペアガラス・・・1.63W/㎡・K
トリプルガラス・・・1.25W/㎡・K
どちらの値も、思ったほど小さくないでしょ?
これが非防火窓だと、それぞれのUW値は以下のようになります。
ペアガラス・・・1.4W/㎡・K
トリプルガラス・・・0.94~1.07W/㎡・K
価格は高いのに、断熱性能が低いなんて・・・。
悲しいですよね😢
ちょっと窓の断熱性能を比較してみたいと思います。
1.25W/㎡・Kの窓と1.07W/㎡・Kをそれぞれ、30㎡使っている建物の場合です。
外気温度5℃/室内温度25℃として、内外温度差を20℃と仮定します。
1.25W/㎡・Kの窓から逃げる熱は、750W。
いっぽう、1.07W/㎡・Kの窓から逃げる熱は642Wです。
その差は108W、たいした違いではありませんよね。
でも価格が1.5倍くらい高いと聞くと、腹立ちませんか!
でも、これが準防火地域・防火地域の現実なんです・・・。
しかも、防火ガラスには網が入ります。
火災時にガラスが割れて、炎が入って来るのを防ぐのが目的らしい・・・。
でも目障りでしょ?
残念ながら、ペアガラス仕様の場合には諦めるしかありません。
でもトリプルガラス仕様の場合には、網なしガラスを選ぶことが出来ます。
網入りガラスの代わりに使われている、『耐熱結晶化ガラス』のおかげらしいです。
ペアガラスも、このガラスを使えばいいのに・・・。
今回は、トリプルガラスをメインに使います。
だから、目障りな網はほぼ入りません。
本当は全ての窓をトリプルガラスにしたかったんですよね・・・。
でも防火窓って、形状やサイズのバリエーションが少ないんです。
トリプルガラス仕様には無いけど、ペアガラス仕様にはある窓もあったりします。
そんなトリプルガラス仕様にはない窓を2か所ほど、ペアガラス仕様で採用している訳です。
ここには、残念ながら目障りな網が入ってしまいます。
もっと、バリエーションを増やせばいいのに・・・。
本当に、そう思います。
posted by Asset Red
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