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豊島区高松2丁目で工事中の『FPの家 H邸』の話です。
近隣からの申し入れにより、足場に防音シートを掛けました。
ご存じでしたか?
防音シートには、認定基準があるんです。
私は知りませんでした。
だって防音シートなんて、単なる気休めだと思っていましたから・・・。
だって変でしょ?
防音シートで騒音の伝達を小さく出来ても、上から音は伝わります。
意味ない気がするんですよね・・・。
でも、大抵のシートには『防音』の字が大きくプリントされています。
なんとなく、硬化がありそうじゃないですか!
だからハッタリだと考えていたんです。
でも認定基準があるという事は、ちゃんと効果が期待できるという事でしょ!
考えを改める必要がありそうです。
以下、防音シートの認定基準という頁からの引用となります。
http://www.kasetsu.or.jp/news/docs/bouon_kijun.pdf
この基準は,主として建築工事現場における足場等の仮設構造物等の外側構面に設け, 工事騒音の
外部への伝播の低減及びボルト等の外部への飛来落下防止のために用いられる防音シートについて適
用する。
今回の申し入れは工事中の騒音を気になるというものでしたから、防音シートの使用は適正だと思われます。
でも、その内側に通常使用しているメッシュシートも掛けているので、外部への飛来落下防止の必要はありません。
そう、2重に張る訳です。
もったいない気がするでしょ?
でも仕方ないんです。
シートをレンタルしたので、汚れや傷をつけると買い取り請求されるんです。
それが結構高い・・・。
だから、防音シートには騒音だけ対応してもらうことにした訳です。
ちなみに、この基準でいう防音シートは
繊維又は難燃性を有する繊維を網状に編織したものに防炎性を有する樹脂等またはフィルムを使ってシート状に加工したものを縫製又は融着し,かつ,縦,横各辺の縁部に,はとめ等の装着部を有し,鋼管等に取り付けできるものをいう。
そうです。
材料や強度・サイズ等、様々な決まりがあるようです。
でも私が一番知りたいのは、防音性能です。
ここには、こんな事が書かれていました。
(1) 防音シートは,次の表の音響透過損失性能を有するものでなければならない。
(2) 上記(1)の音響透過損失性能の試験は,音圧法または音響インテンシティ法に定める方法により、
公共の機関その他当会が定めた機関で行うものとする。
(3) 防音シートの音響透過損失性能は,上記(2)で行なった試験結果により確認するものとする。
【解説】
音圧法の試験方法は,JIS A 1416「実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法」による測定に準じる。
音響インテンシティ法の試験方法は,JIS A 1441-1「音響-音響インテンシティ法による建築物及び建築部材の空気音遮断性能の測定方法-第1部:実験室における測定」に準じる。
(1)によれば、500Hz/1000Hzそれぞれの音響透過損失は8.0db以上/11.0db以上との事。
10db違うと、音は半分に聞こえるそうです。
半分くらいになれば、大した効果だと思います。
認定基準合格品のラベルも貼られていたし、大丈夫ですよね・・・。
傷をつけないように、慎重に作業に当たりたいと思います。
posted by Asset Red
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