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今日は水曜日につき、アセットフォーはお休みです。
私の手元にある一冊のパンフレットから写真を抜粋しました。
LIXILの『住まいと結露の豆知識』の表表紙の裏側に掲載された写真です。
かわいい子供が、結露した窓ガラスに指で絵を書いています。
この写真を見て、冬の旅行のヒトコマを思い出しました。
宿泊したホテルの窓ガラスは単板ガラスでした。
朝起きると、当然結露で真っ白!
これを見た娘は、大はしゃぎです。
「なにコレ!」
「ガラスに絵が描けるよ!」
「面白い!!」
散々、お絵描きを堪能した挙句
「なんで、おうちのガラスには絵が描けないの?」
なんて、質問をしてくる始末です。
我が家のガラスはアルゴンガス入りLow-Eペア。
結露なんて、めったにしません。
冬季によく見掛ける『結露』という自然現象ですが、ガラスの表面温度と室内空気の湿度により発生します。
上図は、室温と相対湿度と結露の関係を示しています。
22℃/50%の空気があります。
この空気を14.5℃まで下げると、湿度は80%になります。
これを11.1℃まで下げると、湿度は100%になります。
この時の温度を露点温度と言います。
空気は水蒸気を含むことが出来ますが、その量は温度により異なります。
高温になれば多く含むことが出来るし、低温になれば少ししか含むことが出来ません。
露点温度は、空気内に含まれている水蒸気が結露する温度です。
22℃/50%の空気は11.1℃が露点温度であり、これを下回ると結露する訳です。
冒頭の窓は真っ白だったでしょ?
あれは空気中の水蒸気が結露して、水滴に変わったんです。
室内空気・湿度とも覚えていませんが、外気で冷たくなったガラスに触れて空気温度が下がった事が原因です。
先程、冬季によく見掛ける現象と書きました。
でも夏季にも、まれに発生するんです。
例えば、外気が34.4℃/58%だったとします。
この空気の露点温度は24.9℃になります。
いくら高性能ガラスでも、冷房運転中のエアコンの吹き出しがガラスに当たったら、24.9℃を下回る事もあります。
こんな時は、ガラスの外気側に結露が発生します。
これを夏型結露とか逆転結露なんていいますが、我が家でも数回発生しました。
でもサッシのフレーム付近のガラスにうっすらと水滴が付く程度です。
しかもガラスの外側ですから、お絵描きなんて出来ません。
「ガラスにお絵描きできる家、いいなぁー。」
なんて言っていた娘に、聞いてみました。
「ガラスに近づくと寒くても良いの?」
前の晩に、言われたんですよね。
「窓際は寒いからイヤ!」
「パパ、変わって!」
答えは、書くまでもないでしょ?
posted by Hoppy Red
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