blog
08月04日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
今日も猛暑日でした。
だいぶ身体が暑さに慣れてきたようですが、やはり作業をすると我慢できません💦💦💦
そんな中、豊島区高松2丁目の『FPの家 H邸』では1階床下地の施工を行っています。
昨日、無事『木材劣化対策工事』が完了しました。
写真は、ネダノン合板に高濃度ホウ酸水溶液を噴霧しているところを撮ったもの。
1枚1枚丁寧に、表裏→小口→小端に噴霧していきます。
弊社では日本ボレイトの『ボロンdeガード』を採用しています。
ちなみに自社で施工は行いません。
すべて、㈱ホウ酸屋のJBTA認定のホウ酸施工士に施工をお願いしているんです。
そして私が、施工を確認しています。
私もJBTA認定の劣化対策アドバイザーですから・・・。
施工の終わった現場には、施工済証と共に写真の『ホウ酸処理チェック』シートが必ず貼られています。
真ん中がオレンジ色になっているでしょ?
これ、ボレイトチェッカーを噴霧した際の正しい色を示しています。
ボレイトチェッカー???
正しい色???
という人もいると思います。
簡単に説明します。
ホウ酸には、様々な良い点があります。
合成殺虫剤のように、空気を汚さない事。
つまり安全性が高いんです。
そして効果が持続する事。
反対に合成殺虫剤は3~5年で効果が無くなります。
欧米ではホウ酸処理が当たり前だという事。
でも日本では、合成殺虫剤がなぜか主流なんです。
この点が不思議でならないんですよね・・・。
臭いが無いとか、自然素材で人体に対して害が少ないといった点もメリットだと思います。
悪い点と言えば、合成殺虫剤に比べて高い事。
でも5年毎に防蟻処理が必要な合成殺虫剤に比べ、ホウ酸は効果が持続するので再処理の必要がありません。
長い目で見れば、決して高価ではないんです。
使いづらいという点もあります。
ホウ酸は、雨に弱いんです。
噴霧した後、雨に濡れるとホウ酸が流れてしまうんです。
流れてしまえば、効果は期待できません。
だから現場には、しっかりと雨対策が施されています。
それでも、濡れる事があるんです。
濡れた部分のホウ酸が、ちゃんと残っているか心配でしょ?
それを調べるのが、ボレイトチェッカーです。
ホウ酸チェッカーとも言います。
試験方法も至って簡単!
これを調べたい部分に噴霧すれば良いんです。
噴霧して時、試液は黄色い色をしています。
3~5分経過して、試液の色がオレンジ色になれば合格!
黄色いままだったり、オレンジ色が薄かったりしたら、ホウ酸濃度が薄い事になります。
残念ながら、濃度の低いホウ酸は効かないんです。
その目安が、先程の丸の中の色なんです。
ホウ酸施工士も、施工完了時にボレイトチェッカーを使って濃度確認をしています。
万が一、発色が悪ければ再度高濃度ホウ酸水溶液を噴霧します。
そして施工完了後、雨水が掛からないようになるまでの間に濡れないようにするのが私の役目です。
濡れたかも知れない箇所があれば、ボレイトチェッカーを使って確認します。
万が一、発色が悪ければ手元にある高濃度ホウ酸水溶液を噴霧します。
合成殺虫剤に比べて、この点が面倒なんですよね・・・。
でも、これをちゃんと行っていれば、ずーっと効果が持続できる訳です。
揮発した薬剤を吸って頭痛くもならないし・・・。
ホウ酸処理が終わったら、土台と土台の間にFP床パネルを充填します。
厚さ105mmのパネルを落とし込み、木枠部分を土台に専用ビスで留め付けます。
弊社では、鉄砲で打てて電動ドライバーで抜ける『リユースネイル』を使って留めています。
床下から排水管が出ている部分は、丸穴を明けて排水管を通します。
そして、排水管の周りに発泡ウレタンを充填します。
ホールダウンアンカーの穴や、仕口金物の穴にも同様に発泡ウレタンを充填します。
FP床パネルの充填が終わったら、その上にネダノン合板を張ります。
弊社では厚さ24mmの実付合板を採用しています。
合板を張ったら、壁パネルの施工に移ります。
明日には、始められると思うんですよね・・・。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。