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昨日、完成時気密測定を行いました。
練馬区春日町の『FPの家 I邸』の話です。
今回も、いつも通り減圧法を採用。
コーナー札幌㈱のK氏に測定を依頼しています。
今回は失敗談を書こうと思います。
測定に先立ち、第3種換気システムの天井排気口に目張りを行いました。
壁にある自然給気口については、いつも通り蓋を閉じるだけに留めました。
エアコンのドレンホース及び、CD管の穴については何もしていません。
ちなみにCD管の穴だけで、21.19㎠になります。
塞ぎたいんですよね・・・。
でも塞げないんです。
いつもであれば、これで準備完了!
早速、測定を開始します。
K氏も既に準備が整っているようです。
でも、まだ測定出来ないんです。
給排水設備の排水口が塞がっていませんでした。
まだ建物に水が来ていない為、排水確認も未完了!
急遽、排水口に目張りを行うことにしました。
排水確認をしていれば、排水口にあるトラップが機能してくれます。
だから目張りする必要もありません。
洋便器は、こんな感じに目張りをしました。
洗濯機用排水口は、こんな感じ。
洗面化粧台の排水です。
念のため、オーバーフロー排水口にも目張りをしています。
お風呂の排水口です。
ちなみに糊残りしないように、気密測定時には接着力の小さい養生テープを使っています。
ピンク色の養生テープって、接着力が弱いんです。
全ての排水口の目張り完了!
まずは、試運転です。
でも、思ったほど内外差圧が上がりません。
どこかに塞ぎ忘れがあるのかな?
探してみると、すぐに見つかりました。
食器洗浄機用の給水配管と排水配管の目張りがされていません!
ここから勢い良く、空気が噴き出していました。
早速、養生テープで目張りを行います。
そして測定開始!
今度は問題無さそうです。
でも、しばらくすると急に差圧が小さくなりました。
どうやら、目張りが剥がれたようです。
探してみると、1階の洋便器でした。
そこと、念のため2階の洋便器の目張りを補強!
再度測定を行いました。
でも、またしても何処かの目張りが剥がれた模様・・・。
探してみると、またしても1階の洋便器です。
汚れ付着防止のコーティングの効果で、養生テープの付きが良くないようです。
仕方無いので、水を汲んできて1・2階の洋便器に流しました。
これで、トラップが機能する筈。
再度測定を行いました。
今度は、お風呂の排水です。
次から次に目張りが剥がれます。
何か所かのテープ補強を行い、ようやく測定完了と思いきや・・・。
今度は、玄関ドアの敷居に貼った気密テープが剥がれてしまいました。
まだ、玄関タイルを貼ってないんです。
そこに強い圧が掛かった為、テープが剥がれてしまいました。
剥がれた部分に重ね貼りを行い、測定を再開!
無事、I様ご一行にも気密測定の様子を見てもらいました。
バタバタしている姿を見られちゃったんですよね・・・。
恥ずかしい💦💦💦
3回行った測定の平均総隙間相当面積は、41.36㎠。
n値は1.46。
実質延床面積は83.02㎡ですから、C値は0.5㎠/㎡になります。
個人的には納得出来ていません。
3回の測定を見ると、n値がかなり違うんですよね。
測定中に、目張りが剥がれて隙間が増えていたのかもしれませんね・・・。
もっと時間を掛けていれば、数値が良くなったと思います。
それでも今回は、この値を採用することにしました。
ちなみにCD管の隙間を加味すれば、総相当隙間面積は20.17㎠になります。
この時のC値は0.2㎠/㎡です。
この値なら、問題ないんですが・・・。
排水トラップに水が張られていれば、もっと良い数値が出たかもしれないんですよね・・・。
残念です。
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