中野区上鷺宮2丁目のFPの家 O邸で、通気胴縁の施工が始まりました。

 

 

 

 

 

 

09月01日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は晴れ

9月に入って、少し涼しくなったような気がします。

このまま涼しくなると良いんだけど・・・。

中野区上鷺宮2丁目の『FPの家 O邸』では、ようやく透湿防水シートの上に通気胴縁を施工しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

結構ゴツイでしょ

一般的な建物の通気胴縁の厚さは18mmと言われています。

ローコスト住宅だったりすると、15mmの場合もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも弊社の通気胴縁は30mmもあるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一般的な建物の外壁の縦断面図を挙げてみました。

この図は、冬の様子を表しているようですね。

外気が冷気になっているでしょ

図にあるように、冬季は室内の暖かく湿った空気は壁に侵入しようとします。

暖かく湿った空気は、断熱材内部に侵入するとだんだんと冷やされ結露する事があります。

繊維系断熱材を使っていれば、結露水は断熱材に吸収され断熱性能を低下させる事があります。

こうした現象を壁内結露と言いますが、防ぐ為には室内側に防湿気密シートを隙間なく張る必要があります。

隙間があれば、湿った空気の侵入を防ぐ事が出来ません。

でも丁寧な施工をしていても、侵入する事はあるんですよね・・・。

それを補うのが、透湿シート&通気層なんです。

基礎水切から通気層内に入った外気は、日射を受けた外装材で温められます。

そして通気層を上昇し、小屋裏を経由して換気棟から排出されます。

壁内と通気層では、後者の方が気圧が低いので透湿防水シートの中の水蒸気は外に出ることになります。

これって、上昇気流のお陰なんです。

意外かもしれませんが、空気には粘性があるそうです。

だから厚みの少ない通気層だと、思ったほど上昇気流は発生しません。

厚さで言えば、15mmが最低限必要な厚さになるようです。

だから弊社では、倍の30mmを採用しています。

バンバン上昇気流が発生するので、壁内の水蒸気もバンバン排出してくれます。

しかも、それだけではないんです。

上昇気流がバンバン流れていれば、万が一通気層内に雨水が侵入してもすぐに乾燥します。

透湿防水シートの劣化も、その分防げる訳です。

通気胴縁って、意外と重要なんですよね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

出隅部分には、巾広い胴縁を使います。

そして、基礎との境には土台水切が取付られました。

通気胴縁の施工が終わったので、軒天用の下地を組みます。

そして、軒天ボードと防火破風板を取付けます。

いよいよ、外装工事が始まります・・・。

posted by  Asset Red

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