窓ガラスのビートとグレチャンって、何が違うの?

 

 

 

 

 

今日は第1火曜日につき、アセットフォーはお休みです。

そう、月初めの連休です。

9月に入り、朝晩は幾分過ごしやすくなったと思います。

でも昼間は、相変わらず蒸し暑い・・・。

堪りません💦💦💦

娘の学校も始まった事だし、ゆっくりと身体を休めたいと思います。

さて本題です。

先日、弊社OB宅のガラス交換を依頼しました。

築21年のお宅だったので、ガラス交換は無理かな

そう心配していたんですが、結果的には可能でした。

でも、問題もあります。

見積書の欄外に書かれた注意書きによれば・・・。

サッシの販売が終了している為、ビートの入手が出来ないそうです。

その為、網入りガラスを入れても防火対応品にはなりません。

つまり既存不適格になる訳です。

ちなみにビートとは、窓のフレームとガラスの間にあるゴム素材の部分を言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな部材です。

LIXIL | SAMOS-H RF 大臣認定防火設備(個別認定) | 仕様(品種) | 引違い窓

ネットで画像検索を行うと、上図のような画像が出てきます。

でも、よく見ると『防火戸専用グレチャン』と書かれていました。

入手できない部材とは、こんな部材なんだと思います。

でもグレチャンとビートって同じなのかな

ビート・グレチャンについて

調べてみると、どちらも窓に使うパッキンという点では同じようです。

その違いは形状にあります。

ビートは、ガラスをサッシに仮留めしたところに窓の両面からそれぞれ別に押し込んで嵌め込むタイプ。

一方グレチャンは、ガラスの外周に巻き付けてからサッシに差し込むタイプです。

先程の形状から言って、グレチャンが正解と思われます。

でも機能的にはビート≒グレチャンと考えて良さそうです。

ビートはガラスとサッシを固定しているもので、風や雨の侵入を防ぐ役割があります。

また、窓の開閉時や強風などの衝撃や振動を吸収してくれるので、サッシからガラス板が外れるという危険性を低くしてくれます。

でも防火ガラスには、専用のビートが必要なんですね。

これが無いと、防火ガラスとは言えなくなります。

正直に、OBに相談しました。

「製品が既に販売を終了している為、本来付けるべき防火ビートを付ける事が出来ないそうです。」

「よって認定上は防火ガラスになりません。」

「厳密に言えば法律違反になってしまいますが、他の方法は無いそうです。」

「火事の際に、ガラスが落下して火が回るという事でしょうか

「防火ビートの有無で、ガラス落下に何分くらいの違いが出るのかはわかりません。」

結局、非防火ビートを使ってガラス交換をする事にしました。

割れたガラスを使い続ける方が、火災時に心配でしょ

断熱・気密的にも、割れたガラスのままなんて有り得ません

他の製品の防火ビートを使えば、それなりの性能は出ると思うんです。

もちろん認定上は、何の評価も出来ませんが・・・。

認定サッシって、面倒ですよね。

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posted by Hoppy Red

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