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先日、構造金物の整理を行いました。
弊社事務所の片隅に、構造金物コーナーがあります。
と言っても、現場から下げて来た構造金物を置いてあるだけなんですけど・・・。
上棟が無事終わり、瑕疵保険の躯体検査や中間検査が終わると、現場には使わなかった構造金物が余っています。
そのまま置いておくと邪魔でしょ?
一旦事務所に持ち帰り、次の現場で使うようにしています。
だから本来は、大した数にならない筈なんです。
でも現実は違います。
箱をまとめると、1.0㎥くらいになっていました。
決して、放置している訳ではありません。
なぜ!?
実は、答えはわかっているんです。
例えば、この金物です。
タナカのリベロⅢという筋違金物を、弊社では採用しています。
ちなみに1本の筋違に、この金物を2枚使います。
この金物に使う専用ビスです。
1枚の金物で柱側に8本、筋違側に6本使います。
つまり1本の筋違で、28本使うことになります。
このセットを弊社では、プレカット材と一緒に材木屋さんに注文し、現場に入れてもらいます。
筋違が28本であれば、筋違金物56枚+専用釘784本という具合です。
でも実際には、筋違金物は60枚入ってくるし、釘は800本入って来ます。
残りは予備という事です。
当然、金物4枚+釘16本が余りますよね。
そこで、この分を次回の発注時に差し引いて注文します。
56枚の所を52枚、784本の所を768本という具合です。
でも現場には、60枚+800本入るんです。
ビスは袋入りなので、100本単位になっています。
金物はバラ出し可能ですが、10枚単位になるようです。
仕方無いですよね。
請求は52枚+768本しかありませんから、文句もありません。
でも減らそうと思った在庫は、逆に増えちゃうんです。
現場で不足が出る事もあります。
こうした場合は、現場近くの金物屋さんやホームセンターで購入する事が多いんです。
常備している金物の中から選ぶ事もあります。
先日は、こんな筋違金物を購入しました。
この金物は、柱側に青いビスを8本、筋違側に銀色ビスを7本使います。
欲しい金物は4枚ですから、ビスは32本+28本になります。
でもビスのバラ売りはしてくれません。
双方ともに50本づつ購入する事になりました。
なかには、筋違金物も、10枚づつしか買えない事もあるんです。
余った金物&ビスが在庫になります。
こうして集まった色々な金物が、少しずつ残ってしまいました。
これを利用するのが大変なんですよね。
まず、金物と専用ビスの組み合わせを確認しなければなりません。
ビスに名前は書いてありませんから、形状や色を見ながら判断します。
そして必要本数を調べ、在庫を確認!
金物とセットにして、袋に入れておきます。
何年も前から集められた金物&専用ビスの中には、既に廃盤になっているものもあるんです。
こうしたモノは、紛らわしいので廃棄する事になります。
構造金物って、筋違金物だけではありません。
柱脚金物&柱頭金物もあります。
メーカーも多々あるし、それぞれの製品は多岐にわたります。
ビスに至っては、目が回るくらいあるんです。
ビスなんて、各社共通にすればいいのに・・・。
毎回、そう思います。
それでも少しづつ、在庫が減ってきました。
色んな金物を使うのは、止めた方が良いですよね。
同じ金物だけを使っていれば、こんな苦労は半分になるはず・・・。
今後の課題だと思います。
なんて思っていたら、余った建材や金物、住設等を買い取ってくれるという業者から連絡が入りました。
早速、来週会うことに・・・。
適切な金額で引き取ってくれると有難いんですね。
今日はこの後、茨城県坂東市で行われる勉強会に参加して来ます。
昨日、休日出勤をしたので代休みたいなものかな?
かなり頭を使う勉強会なので、気が抜けません💦💦💦
新しい気づきもあるし、今後の業務に活かせる内容なので、必死についていこうと思います。
posted by Asset Red
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