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新しい現場の解体工事が始まりました。
比較的新しい建物です。
もったいないなぁーと思います。
まだまだ使えるのに・・・。
この頃建てた建物を壊すのって、色々大変なんですよね。
あっ!
念のため書いておきます。
これから書くのは、この建物の事ではありません。
解体工事の様子を見ていて感じた、個人的な思いに過ぎませんので・・・。
例えば大抵の屋根材は、アスベストが混入されたコロニアルだったりします。
外壁がサイディングであれば、これもアスベスト混入品だったりします。
軒天や防火破風板にも、含まれているかもしれません。
アスベストが含まれている建材を解体しようとすれば、色々と大変です。
時間も掛かるし費用も掛かります。
10数年経ってから、表面に塗料を塗り直しているかもしれません。
この場合は、さらに大変です。
塗られた塗料を剥がさないと、処分出来ないからです。
現在、塗料の付いたサイディングや屋根材を処分出来る処分場って、かなり少ないそうです。
でも、この先かなり発生しますよね。
どうなっちゃんだろう???
木材の表面に塩ビシートが張られた建材も多く使われています。
木材と廃プラスチックって、本来は分別しなければなりません。
当然処分方法も異なります。
でも分けるのは難しいでしょ?
ダイオキシンが出るのを承知で燃やすか、地中に埋めると思います。
木材は腐って土に還るけど、塩ビって腐らないから地中に残ってしまいます。
溜まる一方でしょ!
廃棄場所は減る一方なんです・・・。
基礎の解体も、頭痛いんですよね。
大抵、ベタ基礎なんです。
厚さ150mmの鉄筋入りコンクリートが地中にあります。
これを突いたり、挟んだりして壊します。
結構手間が掛ります。
しかも音と振動が凄いんです。
近隣からのクレームが心配・・・。
この頃に建てられた建物って、こんな感じの建物が多いと思います。
壊す時の事なんて、まるで考えていないんです。
かといって、リフォームも大変です。
とにかく外皮性能がとんでもなく悪いでしょ!
気密性を確保するのも容易ではありません。
耐震性能も低いし、地盤対策も不十分!
お金を掛けても、省エネ・健康・快適で安心・安全に暮らすことが出来ない場合が多いんです。
その癖、解体にはお金が掛かります。
それでも今後は、こんな建物を生まれ変わらせなければなりません。
まずは地盤対策ですよね?
地盤補強が必要なのに、何もやっていない建物も多いんです。
べた基礎だから大丈夫!
そんな建物が多かったりします。
posted by Asset Red
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電話:03-3550-1311
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