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今日は第1火曜日につき、アセットフォーはお休みです。
明日も水曜日で定休日になっていますが、出勤しなければなりません。
その分、しっかりと身体を休めるつもりです。
では本題です。
豊島区高松2丁目で工事中の『FPの家 H邸』の現場写真をご覧ください。
下地用の構造合板(耐力面材ではありません。)から頭を出しているのは、レンジフードの排気ダクトです。
一番突出しているのがスパイラル管、先端にはアルミテープが貼られています。
そして、その周りにはダクト用防火材が巻かれています。
この部分の断面は、こんな感じになっています。
これ、標準納まり図なんです。
だから、図には下地合板は描かれていません・・・。
図のピンク色の部分はセラカバーS、厨房排気ダクト用防火材です。
そして、その周りには図のように発泡ウレタンが充填されています。
今回は、セラカバーSについて書いてみようと思います。
東京都火災予防条例
第3条の2第1項第2号ハの規定に適合。
だから弊社でも、レンジフードの排気ダクトに使っています。
ロックウール素材にアルミガラスクロス(ALGC)を貼っていますから、防火性・断熱性に問題はありません。
でも気密性に不安を感じるんです。
納まり図を良く見ると、セラカバーが壁を貫通しているでしょ?
ロックウールは繊維系断熱材の為、空気や水蒸気を通しやすいんです。
こんなモノが断熱・気密層を通過していれば、当然、防湿・気密性能は低下します。
そこで、こんな防湿・気密施工を行っています。
外から撮った写真です。
透湿防水シートから、セラカバーSの断面が見えているでしょ?
まずは、ここに両面タイプの防水テープを貼ります。
もちろん隙間の無いように、下から順に貼っていきます。
その上に専用部材を重ね、防水テープに押し付けます。
弊社では、日本住環境㈱のドームパッキン150を利用しています。
さらに、下→横→上の順に防水テープを貼っていきます。
これで、セラカバーS周りの防水処理は完了です。
意外と面倒でしょ?
でもセラカバーSがFPパネルを貫通しているから仕方ないんです。
FPの家では、FPパネルが断熱層であり気密層だからです。
硬質ウレタンフォームって、可燃物に該当します。
レンジフードの排気ダクトは熱を持つ可能性があるので、可燃物内を通過する際には、こんな納まりにする必要がある訳です。
でも、内側の防湿・気密施工が終わっていません。
この施工に関しては、次回とさせていただきます。
posted by Hoppy Red
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電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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