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10月05日付のアセットフォー日記となります。
昨日豊島区の『FPの家 F邸』にて、地盤改良工事を行いました。
事前に調べた周辺地域の地盤状況では、4.0mほど下まで支持層が認められず地盤改良の必要有りという判定でした。
その時は、周辺道路が細く前面道路幅員も1.8mしかない為『RES-P工法』の提案をしたんですよね。
足場に使うような細径鋼管を貫入して地盤とパイプの複合作用で地盤を補強する工法です。
パイプ自体が軽くて細いので、持ち運びしやすいでしょ?
何しろ10.0m位先に停めたトラックの荷台から敷地まで、手運びしなければなりません。
支持層までの距離も4.0mであれば十分届きます。
施工機械も小型だから、問題無さそうです。
トラックの荷台から道路を自走させないといけないんです。
でも先日のSW試験結果を見ると、地表から1.0m程度に腐植土層が認められました。
支持層自体は、当初の予想通り4.0m付近に存在してるんですけど・・・。
実はこの工法、腐植土層がある場合には適さないんです。
仕方ありません。
急遽、小口径鋼管を使った地盤改良に変更です。
4.0mの杭長であれば、継ぎ手を取らずに1本で届きます。
でも4.0mの小口径鋼管を手運びする事は出来ません。
また4.0mの杭を施工できる機械となると1.8m巾の道路を自走する事が出来ないんです。
以上のような理由で、2.0mの下杭と上杭を用意して溶接することにしました。
接続&溶接は余計な手間ですが、これ以外にありませんから・・・。
敷地手前に置かれているのが鋼管杭です。
下杭×20本+上杭×20本で合計40本の杭を貫入します。
下杭を貫入している様子です。
重機も小さいでしょ?
杭に回転を与えつつ、下向きに力を加えています。
そして奥から手前に施工していきます。
下杭を1.8mほど貫入したところで一旦作業を停め、頭に接続用のリングを被せます。
そして、そこに上杭を挿し込みます。
挿し込んだら、溶接します。
そして、上杭を貫入します。
とにかく、この作業を繰り返しました。
朝から時折雨が落ちています。
敷地内はグチャグチャで、作業しにくそうでした。
それでも、午後2時頃には貫入作業は終了。
杭頭を撮ってみました。
意外と口径が小さいでしょ?
直径にして、12㎝もないんです。
頭にキャップは装着していません。
以前は、作業終了時に装着してもらっていたんです。
でも基礎工事の際にユンボの爪が当たって、取れてしまう事があったんです。
気付かずに、土と一緒にダンプに積んでしまった事もあります。
再度用意して貰えば費用も時間も掛かります。
だから基礎工事の際にキャップをする事にしました。
現場の端っこに置かれている袋の中に、キャップが入ってるんです。
重機をトラックに積む際に、道路を汚してしまいました。
最後の仕事は、道路清掃です。
思ったよりも早く終わって良かった・・・。
明日1日敷地を乾かして、金曜日から基礎工事を始める予定です。
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。