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練馬区谷原5丁目で工事中の『FPの家 K邸』の話です。
FPウレタン断熱パネルと躯体の繋ぎ目に、銀色のテープが貼られています。
これ、パネルと躯体の隙間を無くす目的で隙間なく貼られたアルミテープなんです。
1階床に敷かれたネダノン合板の繋ぎ目にも、同じテープを貼ります。
まだ途中なんですが・・・。
ネダノン合板を貫通する配管等の周りにも、隙間はあります。
ここには発泡ウレタンを充填。
その上に写真のような専用テープを貼ります。
浴室のペアチューブも同様です。
これからしばらくは、気密テープ貼りが続くと思います。
そして現場が、銀色になっていきます・・・。
実は木造住宅って、普通につくると隙間だらけなんです。
隙間があれば、空気は漏れていきます。
そして漏れた分、新鮮な外気が入って来ます。
夏季であれば涼しく乾燥した空気が逃げてしまいます。
そして暑く湿った空気が入って来ます。
また冬季であれば、その逆になります。
せっかく冷暖房をしたのに・・・。
もったいないでしょ!
場合によっては、壁の中や天井裏で結露しているかもしれません。
内部結露って単語を聞いたことあるでしょ?
ガラスの結露と違い、内部結露は雑巾で拭くことが出来ません。
結果、躯体を痛める事になります。
シロアリを呼び寄せるかも知れません。
木材腐朽菌の臭いがシロアリは好きらしいんです。
そもそも暖房しても、スースー冷たい風が入って来たら不快でしょ?
気密性って、とっても重要なんです。
上図では、東京都に建つ2階建て住宅(97.51㎡)の気密性の違いによる年間冷暖房費の違いを比較しています。
なお、ここでは気密性の違いをC値で示しています。
C値とは、建物の『あってはならない隙間』の合計面積を延べ床面積で割った値です。
数値が小さいほど、隙間が少ない事を示します。
例えばC値0.3㎠/㎡であれば、およそ29.25㎠(5.4㎝×5.4㎝)の隙間がある事になります。
これがC値2.0㎠/㎡になると、隙間は195.02㎠になります。
前者の年間冷暖房費は3,625円、後者の冷暖房費は26,225円です。
今は電気代が上がっていますから、この差はもっと大きくなっている筈です。
バカにならないでしょ?
建物の気密性を高めようとすれば、この段階で行うのが一番いいんです。
当然、費用対効果も高くなります。
だからこそ、このタイミングで一生懸命頑張ります。
丁寧にコツコツと・・・。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
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上記をご確認ください。