昨日、樹脂サッシ周りの隙間に発泡ウレタンを充填しました。

練馬区谷原5丁目で工事中の『FPの家 K邸』の話です。

昨日、樹脂サッシ周りの隙間に発泡ウレタンを充填しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

薄灰色をしたモコモコした物体が、躯体と樹脂サッシの間に見えるでしょ

これが発泡ウレタンです。

弊社ではウルト社のピュアロジックフレックスという

弾性タイプのモノを採用しています。

 

 

 

 

 

 

缶の中には、ウレタンの原料であるイソシアネート&ポリオール、そして発泡剤が入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを良く振り、ガンのトリガーを引けば、ノズル先端から泡が吹き出して来ます。

泡は空気中の水分と反応して発泡・硬化するしくみです。

 

窓周りをイラストにしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、赤い部分に発泡ウレタンを充填した訳です。

ここに発泡ウレタンを充填しなければ、樹脂サッシのフィンが中から見えてしまいます。

そしてフィンの外側は通気層、つまり外気です。

いくら樹脂に断熱性があるとはいえ、わずか2.5mm厚では・・・。

ちなみにPVC(塩化ビニル樹脂)の熱還流率は0.16W/(m・K)。

これって、木材とたいして変わりません。

  • 参考までに、木材の熱還流率も挙げておきます。
  • ①ひのきや杉などの針葉樹の多く・・・0.12W/(m・K)。
  • ②ナラやブナなどの広葉樹の多く・・・0.15W/(m・K)。
  • アルミの200W/(m・K)に比べれは遥に高い断熱性だけど、とても断熱材とは言えないレベルなんです。
  • だからこそ、この隙間には何らかの断熱補強が必要という訳

ちなみにマニュアルには、こんな事が書かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「隙間には断熱材の端材を詰めたり、現場発泡断熱材等で塞ぐ」

やはり、ちゃんと隙間処理が必要なんです。

もし忘れれば、この部分で内部結露が発生するかもしれません・・・。

そうそう、以前にFBに投稿した動画を貼っておきます。

ぜひ、ご覧ください。

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弾性タイプの発泡ウレタン(灰色)と、一般的な発泡ウレタン(黄色)の硬化後の軟らかさを比較しています。

当然、前者の方が軟らかいんです。

軟らかければ、建物の動きに追従できるでしょ

その分、破断する事なく長期に渡って隙間からの熱移動を防いでくれる訳です。

 

 

 

 

 

 

施工は簡単です。

ノズル先端を置くまで挿し込み、手前に引きながら充填すればいいんです。

でも充填厚さには注意が必要です。

せいぜい30~50mm程度にしましょう

厚くなり過ぎると、発泡不良を引き起こします。

水分が奥まで届かなくなると、空気中の水分と反応できませんから・・・。

発泡ウレタンが硬化したら、さらに充填します。

そしてサッシのつばまで来たら、平らに切削します。

後はアルミテープを貼れば完了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお弊社では、窓枠を取り付けた後にも発泡ウレタンを充填します。

イラストの緑色部分です。

赤と緑の合計充填厚さは、144mm

発泡ウレタンの熱還流率は0.034W/(m・K)ですから、熱抵抗は4.23になります。

FPウレタン壁パネルの熱抵抗は5.52ですから、比較してもそれほど悪くないでしょ

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住所:東京都練馬区北町2-13-11  

電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

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上記をご確認ください。

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