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11月17日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は雨。
でも最高気温も18℃になるそうです。
この後、晴れるのかな???
練馬区谷原5丁目で工事中の『FPの家 K邸』の様子をご覧ください。
先日納品された構造用合板を柱と梁に留め付けています。
もちろん、施工マニュアルの通りにちゃんと施工しています。
この施工マニュアルの通りというところが重要なんですよね・・・。
今回は面材耐力壁について書いてみようと思います。
筋違耐力壁は図9のように、基本的に筋違が圧縮になるときに抵抗します。
これは筋違が圧縮となるときには、端部が土台・柱・胴差しなどに接する(胴付きとなる)事によって力が伝達されるが、引張りを受ける時には筋違端部の接合部は十分に抵抗できないからと言われています。
そのため筋違端部は金物で補強する事になっていますが、それでも耐力は圧縮の時の半分程度になっています。
このような理由から、筋違耐力壁は同一耐力壁線上で筋違の方向が一対となるように配置する事になっています。
これに対して合板張り耐力壁には方向性がありません。
これが筋違と比べて最大のメリットとなります。
例えば狭小敷地で開口部分に半間の壁しか設けられない場合、筋違を1本入れても一対になりません。
でも合板を張れば有効な耐力壁とする事が出来る訳です。
また一対の筋違に繰り返し荷重を作用させると、図10のように荷重がゼロの付近で容易に変形するスリップ成分が見られます。
これは筋違端部が土台・柱・胴差しなどに接するまでの隙間によるものです。
これに対して合板耐力壁の場合は初期剛性が高く、筋違のようなスリップ成分はありません。
筋違の耐力壁の初期スリップ成分は、金物補強により減少させる事は可能です。
でも端部の隙間は施工精度に依存し、その影響を完全になくすことは困難です。
一方合板耐力壁は、高い施工精度が無くっても初期剛性の高い安定した性能が容易に得られる耐力壁と言えるでしょう。
また筋違耐力壁は、筋違自身とその接合部に大きな力が集中する構造です。
場合によっては土台が引き裂かれたり、筋違が折れたりして税制的な破壊を生じる事もあります。
これに対して合板耐力壁では、合板と軸組との力の伝達が多数の釘を介して行われるので力が集中しません。
粘り強い構造となる訳です。
以上、日本合板工業組合連合会・日本合板検査会 発行『構造用合板の手引き』より
一部を抜粋して転載させていただきました。
かなり合板耐力壁を持ち上げている気がします。
でもこんな文章を読んでいると、合板耐力壁を採用したくなりますよね?
ちなみに弊社では、両者を併用しています。
合板耐力壁だって、施工精度を高めないとマズイと思うんですよね・・・。
現場では、天井野縁の施工が始まりました。
耐力面材の施工が終わらないと、野縁も組めないんです・・・。
これが終わったら、配線野縁の施工に移ります。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
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