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弊社の標準的な施工をご紹介します。
梁に白く丸いモノが見えます。
これ、何だかわかりますか?
正解は、座彫に詰められた発泡ウレタンでした。
発泡ウレタンはわかりますよね。
発泡ウレタンを詰める前の写真です。
梁に深さ30mm程度の穴が明けられ、ここにナット&座金が取り付けられています。
これを座彫といいます。
本来は写真のように、座彫を行わず梁表面にナット&座金を取り付けます。
実は、ここは建物の外周部の梁なんです。
そしてイラストのように、梁に直交する形で梁を受けています。
上から見るとTや十になっている部分を仕口というんですが、こうした部分には必ず補強金物を取り付けなければなりません。
一般的には羽子板金物が取り付けられ、その先端にナット&座金が取り付けられます。
そして梁の外側には、耐力面材が張られます。
座彫がないと、出っ張った金物が耐力面材に当たっちゃうでしょ?
だから座彫が必要なんです。
ここで重要なのは、金物が外の温度に左右される事です。
耐力面材の外側には透湿防水シートが張られ、通気層になります。
付加断熱をしていれば、問題はありません。
耐力面材の外側に張られた断熱材が、冬季の冷たい気温を金物に伝えませんから。
でも付加断熱を行わなければ、金物が冷たくなってしまいます。
ナット&座金が冷たくなれば、当然羽子板金物も冷たくなりますよね?
羽子板金物は天井裏にありますから、室内の暖かく湿った空気に接触します。
もしかしたてら、結露するかも知れません・・・。
だから弊社では、念のため座彫部分に発泡ウレタンを詰めるんです。
こうしておけば、金物が冷たくならないでしょ?
そして室内側で、羽子板金物と躯体の間の隙間を塞ぎます。
写真のように、アルミテープを使う事が多いですね。
そして、この上に石膏ボードを張ります。
こうしておれば、金物周りからの漏気も防げるし、金物が熱橋になる事もありません。
これが弊社の標準的な施工です。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
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上記をご確認ください。