防蟻・防腐剤に含まれる界面活性剤により、水の表面張力は働かなくなります。

12月18日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は晴れ。

でも結構寒かったですね。

昨日が暖かったから、余計厳しく感じました・・・。

豊島区で工事中の『FPの家 F邸』の様子をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

建物の周りに黒い紙が張られました。

雨水の侵入を防ぎつつ、躯体から発せられる湿気を外に逃がしてくれる透湿防水シート(以下、シート)。

弊社では、毎度お馴染みのウルト社製ウートップ ハイムシールドを採用しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

一般的なシートはポリエチレン製が多いんですが、このシートはポリプロピレン製。

その為、界面活性剤に対する耐性が高いんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、ハイムシールドと比較品A・Bの界面活性剤による防水性能の低下を比較した実験結果です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えばハイムシールドの場合、そもそもの防水性能は46kPa。

比較品は、それぞれ18・24kPaとなっています。

そもそも、この時点で防水性能が全然違うんですよね・・・。

次に界面活性剤に3日間漬けた後の防水性能を見てみましょう。

ハイムシールドは、52kPaと当初の防水性能を上回っていました。

でも比較品A・Bは、それぞれ0kPaと7kPa。

どちらも大きく低下しています。

ちなみに界面活性剤は、色々なところで使われています。

シートに関わるところで言えば、防腐・防蟻剤にも使われているんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シートには小さな穴が無数に開いています。

この穴の大きさは、水蒸気よりも大きく雨粒よりも小さくなっています。

前者は水の分子ですが、後者は表面張力の為シートの穴を通れません。

だから湿気は通すけど、雨水の侵入を防いでくれる訳です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも防蟻・防腐剤に含まれる界面活性剤により、水の表面張力は働かなくなります。

つまり撥水しなくなる訳です。

撥水しなければ、水はシート内に侵入することが可能です。

これが、比較品A・Bのシートの防水性能を低下させた原理です。

つまりシートに防蟻・防腐剤が付着したら、シートの防水性は無くなってしまう訳です。

なお、シートの外側に取り付ける通気胴縁にも防腐剤が含まれています。

乾いていれば問題ありませんが、雨等で濡れてしまえばシートに界面活性剤が付着します。

また木質耐力面材に防腐・防蟻剤を塗る場合には、乾くまでシートを張らないようにします。

乾く前に張ってしまえば、防水性の無いシートになるからです。

そもそもハイムシールドを使えば、こんな心配はいらないんですよね・・・。

これが弊社がハイムシールドを採用する理由のひとつです。

もちろん、他にもあるんですけど・・・。

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電話:03-3550-1311 

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