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シリーズでお伝えしている中国木材㈱の『米松 構造用乾燥材ドライビーム 』の話。
今回は、その2回目となります。
元ネタは、『家の骨の本』。
中国木材㈱の発行した小冊子です。
木はもともと生き物ですから、多くの水分を含んでいます。
木に含まれる水分を『含水率』で表しますが、木を切った瞬間から中の水分は蒸発を始めます。
この含水率という値ですが、ちょっとイメージしにくいんですよね・・・。
木材含水率=(水分を含んでいる状態の木材の重さ-全乾燥時の木材の重さ)/全乾燥時の木材の重さ×100(%)
木材には網目状の繊維がたくさんあります。
未乾燥の木材は、その繊維の中にスポンジ状に水分を留めています。
木本来の重さと、その中に含まれる水分の重さの割合を含水率という訳です。
水分が多い木材であれば、含水率100%超えもあり得るんです。
上図の生材状態(未乾燥状態)では、木の中に2つの水が存在します。
外と網目の中を行き来する自由水。
そして繊維中に存在する結合水です。
蒸発を始めた木ですが、最初の頃は収縮することはありません。
まず網目の中の自由水から蒸発を始めます。
さらに蒸発が進むと、繊維中に飽和している結合水が蒸発を始めます。
この時の含水率がおよそ30%。
結合水の蒸発に伴い木の繊維は収縮を始めます。
つまり変形が始まる訳です。
続く・・・。
今日はクリスマスイブですね。
素敵なクリスマスイブをお過ごしください。
posted by AssetRed
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