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シリーズでお伝えしている中国木材㈱の『米松 構造用乾燥材ドライビーム 』の話。
今回は、その3回目となります。
元ネタは、『家の骨の本』。
中国木材㈱の発行した小冊子です。
昔は時間にゆとりもありました。
まず木材を何年も寝かせて乾燥。
伐採されたばかりの水分を大量に含んだ無垢材を3年から10年ぐらいの年月をかけて乾燥させます。
風通しの良い日陰が適しているそうです。
当然、それなりの面積が必要です。
たまには、ひっくり返して乾燥ムラを無くす必要もあります。
乾燥って、とにかく手間が掛るんです。
自然乾燥や天然乾燥と言いますが、おじいちゃんが乾かし始めたモノを孫が使うなんて事もザラにあったようです。
木材は乾燥により収縮し、上図のように変形します。
その為、必要なサイズより一回り大きく製材して乾かしました。
そして乾燥後に必要サイズに再加工。
こうした乾燥材を使うのが、以前は常識でした。
腕の良い大工であれば、こうした自然乾燥材を一本一本吟味して、さらに乾燥減りも計算に入れながら、ゆっくりと家を建てていました。
そして構造体が出来上がってからも、さらに何か月もの間、そのままにしていました。
そう、木材が完全に乾燥してから内装に取り掛かったんです。
木材をしっかりと乾燥させることが、昔の大工の知恵だった訳です。
こうして乾燥させた木材は、含水率でいうと15~18%程度になっていたようです。
続く・・・。
今日はクリスマスですね。
素敵なクリスマスをお過ごしください。
posted by AssetRed
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