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01月05日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
新年早々、暖かい日が続いています。
助かる・・・。
と言っても、まだ現場は動いていません。
新年早々、トントンカンカンしてたらマズイでしょ?!
という事で、今回は地震に関する話題を書いてみようと思います。
かなり古い資料ですが、阪神・淡路大震災時のデーターです。
このデーターを見ると、倒壊した木造住宅の約8割で腐りやシロアリ被害があった事がわかります。
つまり建築当初の強度が失われていた訳です。
木材は天然素材です。
食品同様に、一定の条件が揃えば腐ってしまいます。
そもそも木材の腐りとは、腐朽菌が木材に住み着き木材を分解する事。
ちなみに腐朽菌の繁殖条件は以下の4つが揃う事。
①水分(湿度)
②温度
③酸素
④栄養
逆に、4つ全てが揃わなければ腐朽菌は繁殖しません。
でも②の温度と③の酸素は、コントロールできません。
腐朽菌の繁殖しない温度では、住人が快適に暮らせないでしょ!
また酸素のない世界では、人も暮らせないでしょ!
そんな訳で、対策としては①の水分と④の栄養を絶つことになります。
風通しを良くして湿気が溜まらないようにするとか、腐朽菌にとって毒となる薬品を塗布するという具合です。
毒と言うと、ちょっと怖いですよね?
でも木材自体が栄養源なんですから、防腐剤やホウ酸に頼るしかありません・・・。
また、腐った木材はシロアリを招きやすくなります。
どちらも、木材の強度を低下させるんですよね・・・。
写真は、新築時の柱とシロアリ被害の柱の強度を比較したもの。
前者を100%とすると、後者の強度は44%しかありません。
でも、これって意外と知られていないんです。
弊社でも、上の写真のようなキットを使って体験してもらいます。
最初に、何もしていないアイスの棒を折ってもらいます。
次に、腐朽菌の入った土に3か月間挿しておいたアイスの棒を折ってもらいます。
写真真ん中の棒です。
あきれる位、簡単に折れちゃうんですよね。
そして最後は、ホウ酸処理したアイスの棒の出番です。
写真右側になります。
ちなみに、この棒も3か月間腐朽菌の入った土に挿してあります。
これを手で折ってみようとすると、先程とは全然違うんですよね。
むしろ最初の棒よりも堅いくらいなんです。
もちろん、簡単には折れません。
この違いが、長期間使用した構造材の強度を示します。
大抵の方は、ビックリします。
わかりやすい実験でしょ?
いくら耐震性の高い設計をしても、腐朽菌やシロアリの被害にあってしまえば、当初の強度は期待できません。
だからこそ、防腐・防蟻処理って重要なんです。
でも大抵の防腐・防蟻処理って、5年で効果が無くなってしまいます。
当然、改めて防腐・防蟻処理を行う必要があります。
でも新築時とは違い、かなり高価なんです。
これを6年目・11年目・・・と、繰り返す事になります。
だったら、長持ちする処理方法を選ぶしかないでしょ?
これが弊社の選んだ高濃度ホウ酸水溶液による防腐・防蟻処理という訳。
しかも安全です。
安心・安全で長持ちするんだから、一択だと思うんですよね・・・。
posted by AssetRed
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電話:03-3550-1311
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