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今日は水曜日、アセットフォーはお休みです。
先週の水曜日は、低分子フェノール樹脂保存処理木材について書かせて戴きました。
今回は弊社がウッドデッキ材として採用しているマクセラムについて書いてみようと思います。
マクセラムは、越井木材工業製のウッドデッキ専用材料です。
ラジアタパイン材を薄くスライスしたものにフェノール樹脂を含侵。
これを積層圧着した、外部で使用できるエンジニアリングウッドです。
耐久年数は25年以上と謳われています。
正しくはマクセラム143というそうです。
でも越井木材工業のHPには掲載されていません。
従来品であるマクセラムPLの事ばかり・・・。
NET検索もかけてみましたが、ほぼ拾うことが出来ませんでした。
だから、詳しい事はわかりません。
でも現行品は143の方なんですよね。
おそらく改良品なんだと思います。
マクセラムPLは、天然木ながら「腐れ」「ささくれ」に強く寸法安定性の高いデッキ材です。
木材の劣化が起こりやすいとされる屋外用途の為に特別に開発されました。
木材の短所を最小限に抑えることで、安心して屋外に使用できます。
ちなみにMAXELUM=Max Excellent Lumber=最高に素晴らしい木質材料という意味なんだそうです。
その製法は以下の通り。
木材を大根のカツラ剥きのように削り、薄い板をつくります。
木材の寸法変化は細胞内の水分の増減が原因です。
そこで単板にフェノール樹脂を含侵。
個々の細胞を固める事で水分の吸放出による寸法変化を抑制します。
断面寸法の大きい木材と違い、単板なら樹脂が満遍なく含侵出来るでしょ?
これを重ね合わせて強固に貼り合わせる事で、高強度で寸法変化が起こりにくくなります。
また、腐朽やシロアリの食害にも強いんです。
薬剤を使っていないので、安全・安心というのもうれしいですよね。
とげ・ささくれが発生しにくいのも、うれしいポイントだと思います。
従来のPLと新しい143、どこが違うんだろう?
知りたいですよね・・・。
まあ、いずれにしてもデッキ材はマクセラムで決まり!だと思います。
変形が少なく腐りやシロアリにも強い木材なんて、最高でしょ?
木質建材だからメーカーが無くなっても、大丈夫!
廃盤だって、問題ありません!
木材を同じ寸法に削って、同じ色に塗れば良いでしょ。
樹脂やアルミ製品の場合これが出来ません。
ちょっと壊れただけで、全部交換!なんて事も過去にありました。
これ、笑えないですよ・・・。
とにかく凄い出費でしたから。
posted by HoppyRed
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