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とある現場の写真です。
通気層内に木材を留め付けています。
これ、外壁に何かを取り付けるための下地なんです。
例えばポストとか表札、最近は宅配BOXなんかも取付けます。
弊社の場合、大抵は通気層の外側にラス網を張り、その上にモルタルを塗ります。
仕上げはもちろんスイス漆喰です。
残念ながらラス網もモルタルもスイス漆喰も、ビスや釘を留めるための下地としては強度不足。
だから下地が必要となる訳です。
そこで弊社では、通気層内に木材を留め付けて下地にしています。
この時に注意する事があります。
①下地材の厚さを通気層の厚さに揃える事。
そうしないと、外壁からビスを締め付けた際に外壁が通気層側に凹んでしまう事があります。
②下地材を通気胴縁にピッタリとくっ付けない事。
空気の通る道を残しておかないと、通気層が機能しません。
本当は釘やビスを留め付ける部分に縦胴縁を入れるのが一番いいんです。
でも縦胴縁を留める下地(柱や間柱)がない場合が多いんです。
そもそも、ビスの留付位置を限定出来ない場合もあるし・・・。
そんな場合は、下地から下地に横材を留めます。
こうしておけば、取付可能域も大きくできるでしょ?
別の場所にも下地を設けました。
縦に取り付けてあるのが、縦胴縁です。
この裏には柱もしくは間柱があるので、下地木材を留めることが出来ます。
写真の場合、縦胴縁から先は柱もしくは間柱に留まっていません。
でも左端は柱に留められているので、この位なら大丈夫!
なにしろ弊社の通気胴縁は、厚さ30mmもありますから・・・。
下地の強度が十分あるんです!
時々、こうした下地補強をアチコチに要望する方もいます。
でも通気の事を考えると、あまり補強箇所を増やすことはNGです。
何事もホドホドが一番だと思います。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
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