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ようやく仕上がりました。
練馬区谷原で工事中の『FPの家 K邸』の話です。
生憎の天気で、外壁の『スイス漆喰』が延び延びになっていたんです・・・。
スイス漆喰の場合、下地のモルタルが十分乾いた後にミネラル下地材を塗布します。
この時、下地が濡れていたら施工できません。
だから前日の雨は厳禁なんです。
当然、雨の日の施工もNGです。
そしてミネラル下地材が乾燥したら、スイス漆喰を塗ります。
こちらも雨の日の施工はNG。
昼間は晴れていたけど、夜から降るなんて日も施工しません。
雨に弱いのが弱点なんですよね・・・。
でも今回、新しいNGを知りました。
新しい敵は『強風』です。
風が強いとスイス漆喰の乾燥が急激に進んでしまいます。
その分、乾く所と乾かない所が出来てしまいます。
これが色ムラになってしまうんです。
「強風の影響で、色ムラが起こるかも知れません・・・。」
なんて言われたら、仕方ありません。
「延期しましょう!」
というしかないでしょ?
雨で延び延びになり、ようやく晴れたのに、今度は風です。
ついてないですよね・・・。
それでも、ようやく仕上がったんです。
いつもと、少し色が違うでしょ。
今回は、クラシックホワイトという既調合色を採用しました。
スイス漆喰は、元々白いんです。
色を付けたい時には、色粉を混ぜます。
スイス漆喰1缶に対して、色粉を1缶とか、2缶入れて調色するんです。
でも色粉は石や土を砕いたものです。
それ自体の色が、それぞれ違います。
カタログに書かれた配合を行っても、同じ色になる保証はありません。
その点、既調合色であれば、最初からカタログ通りの色が納品されます。
安心でしょ?
現場で練る手間も省略できます。
こんな色でした。
いつもより、少しだけ茶色い気がします。
しかも濡れると、色が変わるんですよね。
もちろん乾けば、元の色に戻ります・・・。
posted by AssetRed
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