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03月02日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇。
風が強くて参りました。
同じ温湿度でも風が強いと、かなり寒く感じます・・・。
今日は先日お引渡しした『FPの家 H邸』で、木製ウッドデッキを施工しました。
庭に土間コンクリートを打設し、その上に設置します。
以前はサッシメーカーのウッドデッキを採用する事もありました。
でも最近は、もっぱら木製品を採用しています。
前者は構造材にアルミが使われ、仕上げ材に樹脂が使われています。
アルミも樹脂も水に強いから、耐久性がありそうでしょ?
でも実際に使ってみると、意外と長持ちしないんですよね。
接合部をビスで留めるんですが、ビスって樹脂には効かないでしょ?
アルミには効くんだけど、思いのほか薄い材が使われているのでビス周りが変形するんです。
穴も広がってしまい、ビスが緩んでしまいます。
交換しようとしても、既に部材が手配できなくなっている事が多いんです。
その点、木材なら心配ありません。
ビスや釘もしっかり効くし、部材が手配できないなんて事もありません!
同じ木材を使い、寸法を合わせれば良いんですから・・・。
色が違う事はあります。
木材は経年変化しますから・・・。
問題は腐朽やシロアリの食害による劣化です。
木材≒腐朽
と思っている方も多いと思います。
コレ、あながち間違いとは言えません。
雨に濡れたままにしておけば、木材は腐ります。
だからこそ、腐りにくい木材を使う必要があります。
今回は、越井木材工業㈱のマイトレックACQという防腐材を加圧注入した材を使いました。
加圧注入とは、木材を注薬缶と呼ばれる釜に入れ、高い圧力をかけながら、薬剤を木材内部に深く浸透させる方法です。
保存処理方法の中では最も効果が高いとされています。
一般的に行われている表面塗装の場合は、表面から2~3mmくらいしか薬剤が浸透しません。
また、割れ口からの腐朽にも弱いんです。
一方、加圧注入は深部まで浸透するため、腐りやすい辺材部分(木材の外側の白っぽい部分)全体を保護し、腐れやシロアリの食害を防ぎます。
その浸透層は、表面から数cmに達します。
だから長期間の耐久性が期待できる訳です。
またACQは、銅化合物(酸化銅:CuO)と塩化ベンザルコニウム(殺菌消毒剤)を配合した、固着性・高耐久性長期安定型の木材防腐・防蟻(防虫)剤。
従来の防腐材と違い、毒・劇物取締法の対象外の普通物として取り扱われます。
主成分である銅化合物は、木材中で水に溶けない銅へと変化し、木材中に強く固着するため、注入処理した木材から溶脱する事は、ほぼありません。
魚毒性の判定もAであり、動植物に害がないことも実証されています。
有害な有機化合物を含まないので
シックハウス症候群の原因となるVOC
発癌性物質
環境ホルモン
の発生源にもなりません。
安全なんです・・・。
では、現場の様子をご覧ください。
土間コンの上に束を立て、大引きを載せた上に根太を転がします。
写真では、まだ根太が半分しか載っていません。
でも、今日の作業はここまでにしました。
まだまだ日が短いですよね。
コンクリート上に落ちたおがくずを拾い、片付けを行いました。
ちなみに床板には、こんな木材を利用します。
もちろん、床材もシロアリや腐朽菌に強いものを使っています。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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