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先日、現場にて雨樋の施工が行われました。
豊島区で工事中の『FPの家 F邸』の話です。
毎度お馴染みのアルミ製雨樋。
そう、繋ぎ目のない雨樋です。
色々と長所の多い雨樋ですが、短所もあります。
素材がアルミの為、傷つきやすいんです。
表面に焼き付け塗装が施されていますが、素材色がシルバーなんです。
傷がつけば、目立ってしまいます。
もちろん、汚れがつきにくく、付いても拭き取りやすい塗装です。
腐食や変質しにくく、耐久性も高いんです。
でも傷付く時は傷付きます・・・。
今回は、写真のように足場と雨樋がかなり近接しています。
施工しながら、ドキドキしていました。
でも、珍しい訳ではありません。
過去には、もっと際どい現場だってありました。
例えば、足場が邪魔で屋根上部分の足場を撤去した事もあったんです。
某現場の施工写真です。
足場&ネットシートが途中から無くなっているでしょ?
そして、職人がのけぞるように作業をしています。
本来であれば、足場は軒先から1.0m上に伸ばす必要があります。
屋根作業時の転落を防ぐのが目的です。
でも軒樋を取り付けようとすると、足場に当たってしまいます。
止むを得ず、こんな方法を採りました。
一応手摺代わりに布(横棒)は入れてあります。
でも歩きにくいし、隣の屋根が邪魔で作業もしにくかった・・・。
でも都内だと、アルアルなんですよね・・・。
せっかくですから、アルミ雨樋の長所を挙げておきます。
①アルミは熱膨張率が低い(塩ビの約1/3)ので、熱による伸縮が少ない。
②耐候性・耐久性・耐蝕性に優れている。
③厚いアルミ(軒樋:0.69mm/竪樋:0.48mm)を使っているので、歪み・反り・撓みが少ない。
④継ぎ目が無いので、継ぎ目からの漏水や継ぎ目部分の脱落が無い。
環境に悪いと言われるアルミですが、リサイクルアルミを使用しているので、多少は環境にも配慮しているようです。
現場で長さに合わせて加工するので、ロスがないのも長所だと思います。
一般的な雨樋は定尺モノをカットして使います。
だから、必ずと言っていいほど端材が出るんです。
端材は産業廃棄物として処理します。
でもアルミであれば、わずかに出る端材も資源となります。
資源として作業者が持ち帰るので、そもそも廃棄物に当たりません。
そもそも耐久性が違うから、長持ちします。
樹脂製品のように定期的な交換の必要もありません。
汚くなったら、塗装する程度です。
この差は大きいと思うんですよね・・・。
交換すれば、大量のゴミになるでしょ?
こうしてみると、アルミ雨樋って案外エコなんです。
posted by AssetRed
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